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(回答先: アメリカの自爆(国家破産)前後のシナリオは? 投稿者 たけ(tk) 日時 2004 年 1 月 13 日 02:12:50)
ゆるやかなドル安で軟着陸するシナリオはありか?
ドルの暴落せず、アメリカの国家破産もないかたちで、5年くらいかけて緩やかに1ドル50円くらいまでドル安が進み、アメリカの貿易赤字が黒字に転換する、というようなシナリオはありか?
このシナリオで進んだ場合、
ドルは基軸通貨であり続ける。1ドル100円から1ドル50円になってもアメリカ以外の国どうしの貿易の決済手段としての機能には影響がない。たとえば日本と韓国の取り引きで、日本円で100万円、韓国で1000万ウォンの取り引きを行うにあたって、1万ドルという評価で決済するか、2万ドルという評価で決済するかだけの違い。ドルの為替レートは日本・韓国間の貿易には影響しない。従って、ドルは基軸通貨であり続ける。
アメリカの世界経済に占める大きさは半分になるが、それでも、まだ最大の大きさを占める。(世界のGDBに占める割合が30%から15%になるが、それでも世界最大)。
アメリカ経済は輸入が困難になるが、輸出は容易になる。武器製造などの製造業は輸出型になる。アメリカ経済の構造は、輸入が困難になっても維持できるのではないか?
アメリカの軍事力は、アメリカ国内の経済によって支えられているので(武器を輸入しているわけではないので)現在の水準を維持できる。
アメリカの政治力は若干縮小するが、軍事力と基軸通貨マジックによって、指導的地位は維持する。
アメリカの海外軍事基地は、設置国からの用心棒代でまかなうようにする。
ドル安で貿易赤字が解消されても、財政赤字は解消しない。しかし、日本が米国債を買い続ければ問題ない。
このシナリオが可能になるためには、日本が身を削ってドル買いを行い、ドル暴落を防ぐ必要がある。その結果、日本が買い続けたドル資産は半分になり、対米輸出は困難になり、日本経済は破綻する。日本は、滅私奉公の精神でアメリカの破綻を防ぎ、玉砕する。美しきかな。
* 経済オンチなので、誰か間違いを指摘してください。