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(回答先: まず足下のこと 投稿者 川内 日時 2004 年 1 月 05 日 21:32:28)
日本社会は、どちらかと言えば、観念的でなく、より現実的な判断ができた、歴史を作ってきたと、言われています。特に、権力中枢による、宗教・戒律の、大衆への圧しつけが、他の社会より、ずっと少なかったことは、検証できます。
結果、経済的には、室町時代以降、常に、世界平均をはるかに超えることが、可能だったと思われます。経済水準の高さは、具体的な事象によって、検証できます。(信長の時代、鉄砲生産量は、全ヨーロッパを超える量だったと言われています。江戸時代初期、出版文化は、世界最先端だったそうです。)
しかも、日本は、早い時期から、天皇制でありながら、天皇が権力を直接行使しない社会を作り、権威と権力を、離して見ることさえ、可能にしてきました。(たとえば、太平記には、後醍醐天皇の権威と権力の同一化を、戒める側面があったと、言われています。明治天皇も、ドイツなどの皇帝とは、異なって、大権を持って統治するのでない、ということを、言われたそうです。天皇が、具体的な政治を行えば、政治が宗教的に行われてしまう危険性を、歴史的に、無意識的に、朝廷は、感じ取っているのだと思います。)
信長も、宗教勢力が、政治に介入するのを、当時のやりかたで、実現した、と言われています。
こうした、すばらしい、日本の、より現実的な社会作りを、われわれは、忘れてはだめだと、思います。
小泉氏は、いろんな面で、本当に、日本が作り上げてきたすばらしさを、もっと深く知るのが、いいのでは?小泉氏は、個人として、8月15日に、堂々と、靖国参拝を、すればいいのです。こそこそと、8月13日だったかに、参拝するのではなく。