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(回答先: 3人にとって安全な場所とは? 投稿者 たけ(tk) 日時 2004 年 4 月 12 日 19:10:33)
たけ(tk)さん、どうもです。
「3人にとって安全な場所」というのは難問ですね。
それと同時に、ことここに至っては、この問題が最も重要なテーマになっているとは思っています。
まず、身の安全を確実にすることを考えるのなら、日本政府がそれを求めているCPA=米軍に“保護”されることは絶対に避けるべきです。
日本国内ならそんなことはなかなかできませんが、ほぼ全土が戦闘状態にあるイラクなら、外交官二名までが「誤射」されたように、何が起きて(何を起こして)も言い訳ができます。
30人前後のひとが拉致されたようですが、大別すると、CPA業務単純従事者・CPAに雇われた「戦争請負人」・キリスト教伝道家・反戦活動家で、彼らのみが反戦活動家という“特殊”な区分に属しています。ですから、解放された他の人たちであればCPA=米軍に保護されたからといってもとくに問題は生じませんが、彼らは、同じように問題が生じないとは言えない立場にあります。
イラクから外に出る限り、たとえばフランスやドイツに飛んでも、日本政府の管理が及ぶことになりますが、身の安全は保てるはずです。ただ、外部との接触は、在外公館職員の管理下に置かれ制限される可能性があります。(いろいろ勝手に喋ってもらったら困ると考えている政府関係者は多いはずです)
現実的で無難な選択肢は、ヨルダンとの国境までNGOと部族勢力に送ってもらい、ヨルダン側でもNGOに付き添ってもらってアンマンの日本大使館に行くというものかもしれません。(正規の国境通過は危ないので、裏ルートで国境を超えたほうがいい)
外部との接触や発言は制約されるでしょうが、まずは身の安全を確保する道を選ぶべきです。
3人はローマ字ででもeメールを送れる環境はないのだろうか、と思っています。
何より誰より、ご家族に現状を伝え安心してもらう必要があります。そして、でき得るならば、家族を通じて日本国民向けメッセージを発するのも効果があるかもしれません。
家族とコンタクトがとれるのなら、3人は身の危険を覚悟しているはずですから、イラクで相対的に安全な場所にとどまり、イラクの実情を日本に伝えたりイラクの人々を支援する活動を続けるという選択肢もあると思っています。
(ただ、とにかく日本全体を巻き込み騒動にはなっているので、今回の拉致事件についてはきちんと落とし前を付ける必要はあると思っています)
とにかく、CPA=米軍に引き渡される事態はどんなことがあっても避けなければならないと思っています。
(そして、3人の解放が遅れている原因の一つがこの引き渡し方法であるとも推測しています)