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腕を組み、犯行指示を認定する判決理由に「ふん、ふん」と小声でうなずきながら、時折歯を見せ「ぐふふっ」と笑う。「くくっ」とばかにしたような声も上げるオウム真理教、麻原彰晃被告(48)=本名・松本智津夫=。「ポアとは殺害の意味」と指摘されると、小川正持裁判長に向かって右目をかっと開き、むっとした表情を見せた。
東京地裁104号法廷。麻原被告は顔をゆがめながら、2人の刑務官に前後を挟まれ、引っ張られるように入廷した。満員の傍聴席の視線が一斉に集まる。
黒の上下のジャージー姿。髪は整えられていたが、あごひげや口ひげは真っ白。被告席に置かれた緑色の分厚い座布団に腰を下ろすと、すぐ「うーん」とうなり声を上げた。
小川裁判長が「まず理由の要旨を告げます」と述べると、顔をしかめたが、緊張感は見られない。判決理由の朗読中は、背筋を伸ばして薄目を開け、何かを思い出すような表情をしたり、指のにおいをかいだり。
20分を過ぎると、疲れてきたのか、口をもごもご。裁判長が朗読に詰まると、笑みを見せ、肩を振るわせた。
遺族らで埋まった傍聴席からは、女性のすすり泣く声が漏れた。気分が悪くなり、隣の人に背中をさすってもらう人もいた。
関係者によると、麻原被告はこの日午前7時に起床。ご飯と納豆、味付けのり、みそ汁の朝食を残さず食べたという。
これまでの公判は混迷を極めた。「死刑場に連れて行け」「洗脳やレーザー銃をやめてくれ」。意味不明の陳述や英語交じりの不規則発言を繰り返し、5回も退廷命令を受けた。「罪はわたしが背負う」と述べた直後「全面無実です」と否定したこともある。
だが次第に発言は減り、眠っているように見えた。「何も言わないまま終わっていいの」。3回の被告人質問でも弁護団の懸命の問い掛けに、あくびを返した。
(02/27 11:46)
http://www.sankei.co.jp/news/040227/sha061.htm