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一つの石も絶対の存在であり、川の水も無尽の思いがあり、永遠の存在である。(胡蘭成)
投稿 平成16年02月27日00時15分
太田龍の時事寸評
平成十六年(二〇〇四年)二月二十六日(木)
(第八百六十六回)
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/
○「自然界のものには意志や息があるので、例えば一つの石にも思い
があり、永遠の存在でもあり、それこそが自然界のものの本体なの
である。(アインシュタイン)相対性理論だけではこういうものの本体
を知り得ない。」(胡蘭成「日本及び日本人に寄せる」、百五十二頁。
昭和五六年刊)
○ここで、胡蘭成先生は、
自然の五つの基本法則のうちの、
第二陰陽変化法則について述べて居られる。
○マクロビォティック(玄米菜食食養道)の理論と運動を創始した、
桜沢如一先生も、東洋哲学の復興を志し、現代の老子、を以て
自任した。
○しかし、この門下系列の人々には、自然界の法則、宇宙の法則を、
陰陽の法則のみに矮小化する傾向がある。
○すべてを陰陽に単純還元しようとする。
○これは全くおかしい。
○胡蘭成先生、中国の古典にもとづいて、自然界には、五つの基本
法則あり、とされる。
即ち、
第一 大自然に、意志と息がある、との法則。
第二 陰陽変化の法則。
第三 無限時空と有限時空統一の法則。
第四 連続性と非連続性の統一の法則。
第五 循環の法則。
(「日本及び日本人に寄せる」、第四章)
○陰陽の法則。
○この法則は、大自然に意志と息あり、と言う第一の法則を明確に
設定し、認識しないと、宙に浮いてしまう。
根がなくなってしまう。
なんでもかんでも陰陽にコジつけるように見えてしまう。
○更に、この陰陽の法則は、
第三の、無限時空と有限時空の統一の法則、
第四の、連続性と不連続性の統一、
第五の、循環、
この三つの法則へと展開させることが出来ないと、
線香花火、
龍頭蛇尾、
に終ってしまう。
○にも拘わらず、身の程も知らずに、
エラそうに、
陰陽法則だけ振りまわす人は、
鼻持ちならない。
○もちろん、胡蘭成先生が正しく、指摘されるように、西洋人は、
陰陽のすら、全く知らない。
インド人も、陰陽を知らない。
○日本人はどうか。
○日本人は陰陽の道理を悟った民族である。
○ところが、幕末明治初年、
孝明天皇弑逆の極悪大逆の罪を犯した、岩倉、そして長州藩の国賊
どもによって捏っち上げられたニセモノ日本国の売国奴国家権力
エリートは、日本民族の精神と文化、文明を殺害し、西洋に、日本
のすべてを売り渡した。
○かくして、今や、日本人は、自然界の五つの法則のすべてをふみにじり、
それと敵対する、西洋人なみの白痴痴呆、地球生命の敵、と化したのである。
○今こそ、日本民族は、胡蘭成思想の学習と実践に、全力を傾注すべき
時だ。
(了)