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国連難民高等弁務官も認めた難民を受け入れない日本って、どうなっちゃってるの?(こうみょう)
以下、朝日新聞と毎日新聞から転載します。
<朝日>
http://www.asahi.com/national/update/0225/037.html
「同性愛は死刑」とイラン人の難民申請、東京地裁退ける
「同性愛者の自分が強制送還されると本国で死刑になる」と言って、イラン人男性(40)が、政府に強制退去処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が25日、東京地裁であった。市村陽典裁判長は「公然と同性間の性行為をしない限り刑事訴追される危険性は相当低く、迫害を受ける恐れがあるとは言えない」と述べて本国への送還を適法と判断し、原告側の請求を棄却した。
同性愛者を難民と認めるかについて初の司法判断となった。原告側の代理人は、欧米では、自国での同性愛者に対する迫害を理由に難民と受け入れる例が相次いでいるのに、人権を無視した判決だとして控訴する方針を明らかにした。
判決によるとイラン人男性は91年に来日。そのまま不法残留し、00年に出入国管理法違反容疑で逮捕された。このあと強制退去処分の手続きが始まったため、難民認定を申請したが認められなかった。
市村裁判長は、イラン刑法では男性同士が性行為を行い、それが4人以上の目撃証言で裏付けられると死刑になるとし、最近も2件の死刑が報道されたことを認定した。
しかし、男性が来日前は同性愛者であることを隠して普通の生活を送っていたことを踏まえ「訴追の危険を避けつつ暮らすことはできる」と指摘。「自分が望む性表現が許されないことをもって難民条約にいう迫害にはあたらない」と判断し、原告側の主張を退けた。
(02/25 19:48)
<毎日>
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040226k0000m040072000c.html
強制送還:
同性愛者のイラン人男性の取り消し請求棄却
強制送還処分の決定を受けた同性愛者のイラン人男性(40)が、「帰国すれば同性愛を理由に死刑になる」として、処分取り消しを求めていた訴訟で、東京地裁は25日、男性の請求を棄却した。市村陽典裁判長は「同性愛者としての生活である程度の制約はあるが、イランでの生活に格別な不都合はない」と判断した。
判決によると、男性は91年に来日、日本で同性愛者であることを公言した。不法残留容疑で身柄を拘束され、00年に強制送還処分の決定を受けた。男性側は「難民条約上の難民に該当し、本国への送還は違法」と主張したが、判決は「同性愛者であるだけでは迫害を受けるおそれがあるとはいえない」と認定した。
原告側によると、米国などでは同性愛を理由に難民として認められる例がある。国連難民高等弁務官事務所は01年に男性を難民と認めたという。【木戸哲】
[毎日新聞2月25日] ( 2004-02-25-21:45 )