現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ33 > 837.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
大分県のチャボが鳥インフルエンザに感染した問題に絡み、三重県が20日、津市内の神社から「参拝客に不安を与える」などと持ち込まれた鶏83羽を焼却処分していたことが分かった。処分された鶏はいずれも健康だった。県は「過剰反応だった。動物愛護の観点からも、処分はすべきでなかった」と対応の誤りを認めている。
県などによると、神社は18日、津市の県中央家畜保健衛生所に、鳥インフルエンザの騒ぎが参拝客に影響を与えては困るなどとして境内の鶏の措置について相談。20日、境内の鶏を捕まえて同所に持ち込んだ。同所は即日、すべての鶏を炭酸ガスを使って窒息死させ、焼却処分した。
同県農畜水産物安全確保チームは「神社に引き取ってほしいと頼まれ、処分してしまったようだが、健康な鶏の処分については受けないのが原則。今後は処分の依頼を受けた場合、飼育を続けるよう説明することを徹底したい」と話している。また、神社は「参拝客に不安を与えてはいけないと思った」と同所に鶏を持ち込んだ理由を話し、「どう処分されたかは知らない」としている。神社によると、境内には以前から捨てられるなどした鶏が集まり、保護していたのだという。
同チームは、19日までに「飼っている鶏を処分してほしい」などペットの鶏についての相談が94件寄せられたことから、20日、「直ちに危険になることはない。動物愛護の精神から、引き続き飼育してほしい」と呼びかけ、電話相談窓口を設置していた。同チームは処分について報告を受けていなかった。
同県久居市野村町の獣医で日本野鳥の会県支部の高橋松人・副支部長は「過剰反応だ。県は健康な鶏の処分の依頼は断るべきだった。身近なところで鳥インフルエンザが発生したため、ほかでも過剰反応が広がらないか心配だ」と指摘している。【鈴木顕、山田夢留】
[毎日新聞2月21日] ( 2004-02-21-13:30 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040221k0000e040048000c.html