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(回答先: スカーフ禁止:仏でイスラム教団体らが反対デモ [毎日新聞]【スカーフ禁止は、ズボンはダメ、スカートをはけというようなもの】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 16 日 17:13:35)
【パリ福島良典】フランスの公立学校でイスラムのスカーフ着用を禁じる新法制定の動きが内外の宗教勢力の反発を招く中、在仏イスラム教徒若年層の一部にカリスマ的な影響力を持つイスラム学者、タリク・ラマダン氏(41)=ジュネーブ在住=に電話インタビューで欧州社会とイスラムの関係について聞いた。
――スカーフ禁止法案をどう見るか。
◆フランスはこれまで対話を通じ問題を解決してきたが、政治家はイスラム教徒の増加に対する人々の恐怖心に乗じた。しかし、問題はイスラムという宗教ではない。在仏イスラム教徒に対する差別が問題の本質だ。市民は覚せいし、自由の制限にノン、正義と対話にウイを叫ばなければならない。
――イスラム教徒の仏社会への同化は失敗したのか。
◆フランスへのイスラム教徒移民は経済移民として始まった。しかし、文化、宗教面では同化に成功したが、社会、政治、労働・雇用などの経済面では失敗している。
――欧州での反イスラム主義の高まりを感じるか。
◆高まっている。反アラブ人、反イスラム教徒であり、人種差別だ。国際的な事件の影響もあるが、欧州でイスラム教徒の存在が従来より目立つようになったことが原因だ。彼らは必要もないのに怖がっているのだ。
西洋とイスラムとの間には地政的、経済的な利害の衝突がある。だが、今や抗争は西洋・イスラム間に限らない。米国と欧州、フランスと英国、日本と欧州、日本と米国の対立もある。
――あなたの言動を反ユダヤ主義と批判する人々への反論は。
◆イスラエルを批判するからと言って、私は反ユダヤ主義者、ユダヤ人嫌いではない。私は反ユダヤ主義を拒否する。だが、イスラエルを全面支持している一部の知識人を批判しているのだ。「フランスにおける反ユダヤ主義の原因はアラブ人」との彼らの主張は受け入れられない。
【略歴】タリク・ラマダン氏 エジプトのイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」を創設したハッサン・エル・バンナの孫。ジュネーブ大教授(哲学・イスラム学)などを経て、今年9月から米ノートルダム大で教べんを執る。
[毎日新聞2月16日] ( 2004-02-16-13:09 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040216k0000e030012001c.html