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■過ぎ行く日々 Vol.268 02/15/03
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■2月10日。あちこちの法務局を巡るという単純作業を半日行う
中、午後5時ころ、御茶ノ水駅前の丸善で『国産ロケットはなぜ堕
ちるのかH−UA開発と失敗の真相』(松浦晋也著、日経BP社)
を購入。
「テポドンはミサイル発射事件ではなかった」という主張が注意
を惹く(130ないし133頁)。「そう判断する第一の根拠は、
発射基地のある咸鏡北道(ハンギョンプクド)・舞水端里(ムスダ
ンリ)から真東に向けて打ち上げられていることだ。衛星の打ち上
げ、なかんずく非力なロケットでぎりぎり大きな衛星を打ち上げる
場合は、ロケットの到達速度に加えて地球の自転速度を最大限に利
用する。そのためには真東に打ち上げることが必須だ」「(略)一
九九八年八月三一日の発射実験に関しては、国威発揚を目的とした
衛星打ち上げが失敗したものと判断して間違いない」。
実際、松浦氏も傍証を挙げるとおり、当時の新聞報道等の見出し
を抜粋するとこんな具合である。
・科学技術推進の衛星と北朝鮮、米は衛星認めつつ脅威 テポドン
で応酬
1998.09.20 朝日新聞朝刊
・衛星失敗と韓国が結論 北朝鮮「テポドン」発射
1998.09.18 朝日新聞朝刊
・米の「衛星失敗」説、秋山防衛次官が疑問 北朝鮮「テポドン発
射」
1998.09.18 朝日新聞朝刊
・北朝鮮ミサイル「衛星打ち上げ失敗」、米が正式確認 日米韓高
官協議
1998.09.16 朝日新聞朝刊
・北朝鮮ミサイル発射 軌道に乗らず、衛星打ち上げ失敗 米が結
論 「脅威は残る」
1998.09.16 毎日新聞朝刊
・「北朝鮮ミサイル」衛星失敗と判明 決め手は3段エンジン 米
の衛星、噴射を感知
1998.09.16 毎日新聞朝刊
・北朝鮮ロケット「衛星搭載」米が結論−−第3エンジン噴射?ス
パイ衛星が熱発生感知
1998.09.16 毎日新聞朝刊
・「衛星搭載」米が結論 国務省発表、軌道に乗らず−−「北朝鮮
ミサイル」
1998.09.16 毎日新聞朝刊
・北朝鮮ミサイル 米が公式見解を発表 「衛星打ち上げ失敗」
1998.09.16 産経新聞
・北朝鮮 衛星打ち上げ 三段式「テポドン1号」 米国務省、技
術的になお問題
1998.09.16 産経新聞朝刊
・「衛星打ち上げ失敗」 北朝鮮発射 米国務省が結論 北朝鮮ミ
サイル問題
1998.09.16 中日新聞朝刊
・人工衛星の打ち上げに失敗 北朝鮮の実験で米が結論 本記
1998.09.15 共同通信
・北朝鮮のミサイルは3段式、「人工衛星は失敗」 米が見解
1998.09.15 読売新聞朝刊
・韓国政府も「人工衛星失敗」説 北朝鮮ミサイル発射
1998.09.14 朝日新聞夕刊
・「衛星打ち上げの失敗」 北ミサイル発射で結論 韓国政府高官
1998.09.14 産経新聞
・衛星打ち上げ失敗説に説得力 北朝鮮「テポドン」を推理 自転
と同じ「東へ」発射 ミサイル観測の艦船も不在 北朝鮮ミサイル
問題
1998.09.14 中日新聞夕刊
・韓国も衛星失敗と暫定結論
1998.09.13 共同通信
・「衛星打ち上げに失敗」 北朝鮮ミサイル発射で米国務省が結論
1998.09.12 朝日新聞夕刊
・「衛星打ち上げ」本当だった? 北朝鮮ミサイル発射、米で解析
急ぐ
1998.09.12 朝日新聞朝刊
・【北朝鮮情報】NASAは「衛星」と判断
1998.09.12 産経新聞
・米国は衛星失敗の見方 北朝鮮のテポドン発射実験
1998.09.11 共同通信
・「衛星打ち上げ、失敗のようだ」 洪淳瑛・韓国外交通商相語る
1998.09.11 朝日新聞朝刊
たしかに衛星ロケットの打ち上げと弾道ミサイルの発射に、実体
的に見て大きな差はなく、いずれにしろ脅威になるのに違いはない
のかもしれない。しかし、同じ理屈は情報収集衛星(IGS)を打
ち上げるH−UAロケットについても当てはまり得る。
「衛星失敗説」については、当時防衛庁背任事件の証拠隠しで責
任を問われていた秋山昌弘事務次官が、9月17日の記者会見で米
国務省の結論に疑問を表明(9月18日朝日新聞朝刊)。
防衛庁は同年10月30日に最終報告書を発表し、「有意な機能
を持った人工衛星が搭載されていた可能性は低く、弾道ミサイルの
発射の可能性が高いとみられる」とした(10月30日付朝日新聞
夕刊)。
<「高度が通常の弾道ミサイルよりも低く、人工衛星の打ち上げロ
ケットのように水平飛行を続けているとして、人工衛星説を「理論
的には可能性が全くないわけではない」とした。しかしそれを否定
するデータとして(1)衛星を軌道に乗せる速度(秒速七・九キロ
程度)に到達していない(2)三段目の推進装置から通常の人工衛
星の打ち上げで行われている信号の発信が確認されてない(3)衛
星を積むには三段目が小さすぎる――を挙げ、通信や地球観測とい
った意味のある機能を持った人工衛星が搭載されていた可能性は低
いと指摘する。>(同記事)
もちろん、日本が米・韓と同じ分析をしなければならない理由は
ない。<米国の「人工衛星失敗説」には、防衛庁内で「北朝鮮を孤
立させないため」との見方が出ていた>(同記事)とあるとおり、
米韓両国が各々政治的配慮をした可能性も否定できない。しかし、
防衛庁がミサイルと結論付けるのにも同じく政治的な要素を感じて
しまう(本当はもっと以前から検討されていたIGSの導入に拍車
をかけたのは、実にこの「ミサイル」発射事件である)。
記事を見る限りでは、「ミサイル説」を補強する論拠は、同時に
「衛星失敗説」をも裏付けている。
大体、単に衛星搭載の有無を指摘するのではなく、「“有意な機
能を持った”人工衛星」の搭載可能性という限定付きで報告書を作
成しているあたり、いかにも官僚的な作文ではないか?
つまり、報告書の文言に沿ってもなお、「十分な機能ではなかっ
たかもしれないが人工衛星は搭載されていた」可能性が含まれてい
ることになり、皮肉に言えば、まさに報告書の内容を「米国側と十
分にすりあわせた」(上記記事)結果を示しているのだ。
その後、防衛庁・自衛隊は発射物の破片の回収にどの程度成功し
たのか?
新聞報道を見る限り詳細は明らかでない。
新鮮に驚いたのは筆者自身、そうした不透明な事情を忘れ去り、
または当時十分に認識せず、いつの間にか「単なるミサイル」とい
うイメージを固定させていたことである。
■2月11日、雑誌掲載予定記事の取材で、佐々木理・武富士常務
と新井世源・同法務課次長の自宅を訪問した。
新井氏の住居は埼玉県内でも、茨城県境に近く位置している。
午後8時25分ころ、新井氏宅付近で番地を確認していると、一
台の自転車(ママチャリ)が接近。暗がりで顔は見分けられなかっ
たが、スーツに茶色のコートを羽織った長身の姿はおなじみのシル
エットである。
「新井さん?」と声をかけると、「誰?」と無機質な声で答える
新井氏。「野田ですけれども、取材で伺いました」と言うと、「広
報を通して」とのみ答えて足早に屋内に消えた。予想通りの対応だ
ったが、偶然本人の様子を窺えただけでも収穫。
祝日に出勤か?
あらかじめ用意した質問状を投函してきた。
神奈川の佐々木氏宅と新井私宅を行き来して、当方宅に戻ってく
るまで約7時間。
■2月12日、『球体関節人形展』を鑑賞すべく、東京現代美術館
へ。半蔵門線清澄白河駅下車、徒歩約10分。
平日の昼日中にそんな場所をほっつき歩いている怪しげなオッサ
ンは、筆者の他に1名ぐらいしかおらず、やはり女性の姿が目立っ
た。しかし、必ずしも若い人たちばかりでもなかった。
展示作品の中で、知っている作家は天野可淡ぐらい。何年か前に
フジテレビの番組が取り上げているのを見て、興味を惹かれたので
、当時CG集を買ったことがある。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005ODHI/250-0946761-4294612
人形たちはむしろ猥雑であったりして、周囲の目が気になって、
作品の世界に没入することも憚られる。幸か不幸か、鈍磨した感受
性が必要以上に刺激されることはなかったのだが・・・わざわざ場
違いな場所に出向いているのは、それだけ「映画」への期待感が大
きいからである。
http://www.innocence-movie.jp/trailer/index.html
■同日、メルマガ前号の記事について、自身Hシステムの裁判に関
わっている、ある研究職の方から連絡があった。「屈折率は無視で
きる」とのこと。三菱電機・菅井宗一証人は、別訴でも分数の計算
を間違えたりしているらしい。
未だに三菱電機からは大槻教授に対する反論の書面が提出されて
いない。
大槻氏の尋問は、3月22日午後1時30分から、さいたま地裁
川越支部で行われる。同支部は西武新宿線本川越駅から徒歩で15
分強。
小さな裁判所なので2階に上がれば、どの法廷かすぐに分かる。
■巷間、次のようにも噂されているジャーナリスト・高尾昌司氏の
損害賠償請求事件。
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0401/040110-1.html
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0401/040116.html
その第一回口頭弁論が、2月13日東京地裁713号法廷で開か
れた。
原告代理人の弁護士が1名で、高尾氏本人の出席はなく、武富士
側は代理人も社員も姿を見せなかった。
傍聴者は筆者と新聞記者1名のみ。
武富士側の答弁書は、訴状の事実関係を認めた上で、損害の程度
について争う内容になっており、同時に話し合いの意向も示してい
るようだ。
気になったのは、裁判所のほうから原告に、「盗聴行為と受けた
被害の相当因果関係を示すような立証資料をできるだけ多く提出す
るように」などと要請があったこと。
請求が2億円なのだから気持ちは分からないでもないが、それな
ら武富士の高額訴訟の根拠はどこにあったのかと、逆に問い質した
くもなる。
いずれ雑誌記事でも解説することになると思うが、武富士側は一
転、強気の態度に出ているので、高尾氏が有利な条件で和解するの
は正直かなり難しいと思う。武富士はそんなに甘くない。
1月21日の「創」裁判で、小林弘明・武富士代理人は「訴訟の
取り下げを検討する」「反訴についてもできるだけ意向を汲む」な
どと述べたが、反訴について答弁書を出すか否かも次回期日の3月
3日まで持ち越された。
http://www.kinyobi.co.jp/takefuji/21
少なくとも筆者の反訴に対して和解するつもりは端からないだろ
うから、淡々と立証、主張を重ねて、判決を待つのみである(念の
ために断っておくが、筆者が反訴する旨明らかにしたのは、まだ盗
聴事件の先行きが不透明な昨年10月までの時点である。答弁書に
明記している)。
http://homepage3.nifty.com/argus/hanso.doc
2月18日には重村和男被告(盗聴を実行したアーク横浜探偵局
代表)の公判が、24日には注目の武井保雄公判が開かれる。
12日には武富士が朝刊各紙に“謝罪”広告を掲載。事件の幕引
きと武井被告保釈に向けたアピールだろう。
13日、武富士の脱税行為が明らかとなるとともに、弁護士グル
ープが名誉毀損で武井被告を刑事告訴する手続に着手した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040213-00000760-jij-soci
同日、中川一博氏が保釈されるなど事態の進展は目まぐるしい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040214-00000903-jij-soci
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