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ジョイスの「ユリシーズ」に作家らの非難集中(ロイター)
http://www.asyura2.com/0401/bd33/msg/718.html
投稿者 シジミ 日時 2004 年 2 月 13 日 06:33:47:eWn45SEFYZ1R.
 

2月11日、20世紀最高の文学作品と称されるアイルランド作家ジェームズ・ジョイスの「ユリシーズ」が集中砲火を浴びている。写真は2000年6月、ブルームズデーのイベントに参加するジョイス愛好家ら(2004年 ロイター/FP)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040212-00000792-reu-ent

[ダブリン 11日 ロイター] 20世紀最高の文学作品と称されるアイルランド作家ジェームズ・ジョイスの「ユリシーズ」が集中砲火を浴びている。
 アイルランドでは「ユリシーズ」の物語が展開する1904年6月16日を記念したブルームズデーに向けて祝賀行事の準備に余念がないが、この奥の深い小説と、そのカルト的な人気に嫌気がさしている作家やコラムニストもいる。
 集中砲火の口火を切ったのは、ベストセラー漫画の作者でヒット映画「The Commitments」の脚本を手掛けたロディー・ロイド氏。ニューヨークの作家の集いで、この小説にはもっと有能な編集者が必要だったと発言し、「ユリシーズはいつも名作のトップテンに入っているが、選んだ人たちが本当に感動したかは疑問だ」と指摘した。
 ロイド氏の攻撃はさらに続き、アイルランドの新聞でのインタビューでも同国の文学史上、ジョイスの作品は長く、有害な影を落としていると述べた。
 また、11日付のアイリッシュ・タイムズ紙で、コラムニストのケビン・マイヤーズ氏は、同書を「文学史上、最も非生産的で行き詰まった作品の一つ」と酷評した。
 ジャーナリストのシーン・モンクリーフ氏もアイリッシュ・イグザミナー紙に、同書が現在執筆されていれば、日の目を見なかったと寄稿した。
 ブルームズデーには毎年多数のジョイス愛好家がダブリンを訪れるが、今年の祝賀行事は過去最大になる見通し。
 (ロイター)
[2月12日17時54分更新]

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