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(回答先: モスクワの地下鉄で自爆テロ、40人死亡(読売新聞) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 2 月 06 日 23:25:01)
地下鉄爆発、「マスハドフ派の犯行」=チェチェン掃討を強化−ロ大統領
【モスクワ6日時事】ロシアのプーチン大統領は6日、モスクワの地下鉄爆破事件はチェチェン共和国の独立派指導者、マスハドフ元共和国大統領とその一派の犯行だと断定するとともに、「ロシアはテロリストと交渉しない。彼らを撲滅する」と述べ、チェチェン掃討作戦を強化する方針を明らかにした。クレムリンで記者団に語った。 (時事通信)
[2月6日23時3分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00000465-jij-int
爆破はロシアの陰謀 独立派元大統領が関与否定
【モスクワ6日共同】ロシア・チェチェン共和国独立派のマスハドフ元大統領は6日、モスクワで起きた地下鉄爆破への関与を否定、事件はロシアの情報機関が仕組んだとの声明を発表した。
声明は、事件を独立派の犯行と見せかければ、チェチェン問題で強硬姿勢を崩さないプーチン大統領が、3月の大統領選挙で支持を拡大できると主張した。
独立派には、最近のテロでたびたび関与を否定している元大統領派と、自爆テロ組織を率いるバサエフ司令官らの強硬派が含まれ、一枚岩ではないとの見方がある。
欧米にはプーチン政権に元大統領との対話を求める声が強いが、プーチン大統領はこの日、元大統領もテロに関与しているとの見方を示し、あらためて一切の交渉を拒否する姿勢を鮮明にした。(共同通信)
[2月6日23時53分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00000313-kyodo-int
<地下鉄爆弾テロ>治安もろさ露呈 「次は地下鉄」恐れ的中
モスクワ中心部で6日朝起きた地下鉄爆発事件は、1カ月後に控えた大統領選挙に絡め、さまざまな政治的思惑が取りざたされている。チェチェン武装勢力による自爆テロ説が有力だが、選挙前のテロはプーチン政権に有利に働く面もあり、真相はなお藪の中だ。事件の背景と、首都中枢の地下鉄直撃の影響などを探った。【モスクワ町田幸彦、外信部・田中洋之、白土桂一】
モスクワの地下鉄が1年間に運ぶ乗客数は32億3500万人と世界最多を誇る。モスクワの公共交通機関のうち、地下鉄の利用率は59%と他の交通機関に比べて圧倒的に高く、今回の爆発はまさに「市民の足」を直撃した。
実は昨年からモスクワ市民の間で、「もし、地下鉄で自爆テロが起きたら……」という不安の声が漏れるようになっていた。各地下鉄構内には警察官が常駐しているが、治安警戒の弱体ぶりを知っているからだ。在ロシア日本大使館領事部は、地下鉄構内ではアジア系などの外国人への暴行事件が頻発していることもあって、邦人の地下鉄乗車に注意を呼びかけている。
昨年の一般教書演説で「10年間で国内総生産(GDP)倍増」を目標に掲げたプーチン大統領にとって、国内の安定確保こそが経済の高成長の基盤となる。足元のモスクワで経済活動に大きな影響を及ぼす地下鉄の惨事が起きたことで、政界と産業界は動揺を隠せないはずだ。
モスクワの地下鉄は11路線、162駅が営業、営業総キロは262キロと東京の営団地下鉄より約90キロ長い。スターリン体制下の1932年に工事が始まり、35年5月に当初の11.6キロが開通した。
モスクワの地下鉄に詳しい「モスクワ地下鉄の空気」(現代書館)の著者、鈴木常浩さんによると、現場はザモスクレバツカヤ線のパベレツカヤ駅から約300メートル、アフトザボツカヤ駅から約1.2キロ付近で、モスクワ川の地下よりパベレツカヤ駅寄りの深さ約50メートル付近とみられる。両駅とも第二次大戦中の43年に開通、避難するにはどちらかの駅までトンネル内を歩くことになる。
地下鉄のほとんどの駅は、ホーム両端にエスカレーターがある同じ構造。パベレツカヤ駅は2階建てで、地下1階はホーム、地下2階は環状線への乗り換え用連絡路。
モスクワの地下鉄の特徴の一つは、駅や線路が場所によっては非常に深いこと。地盤が軟らかい石灰岩のため深くする必要があったと言われる。この深さゆえ、大戦中はドイツ軍の空襲に対する防空ごうとして使われ、冷戦時代は核シェルターとして期待されていた。
モスクワの地下鉄爆発事件は、日本の鉄道事業者にも大きな衝撃を与えた。1日約200万人が利用している東京都営地下鉄では事件を受けて6日から、駅長自ら駅構内を巡回し、地下鉄の車両点検も入庫時だけでなく、折り返しごとに実施することにした。車内放送でも不審物を見かけたら職員に知らせるよう求めることにした。
営団地下鉄(本社・東京都台東区)でも情報収集を始めたが、「爆弾の持ち込みなどを100%防ぐというのは事実上難しい。極力そうした事態が起こらないように対応している」(広報課)という。
営団では95年の地下鉄サリン事件以降、全168駅でトイレなどを巡回して不審物がないかどうかの点検を実施し、全駅で改札やホームなどに監視カメラ計約2200台を設置している。火災や地震など非常時を想定した訓練も定期的に行っているが、爆弾まで想定した訓練はしていない。旅客営業規則でガソリンや火薬類などの車内持ち込みを禁じているが、実際に乗客の手荷物チェックなどは行っていない。
国土交通省は75年以降、地下鉄の火災対策基準として(1)車両や駅建造物の不燃化(2)駅の防災管理態勢や避難経路の整備――などを定めている。昨年2月、韓国・大邱市で多数の死傷者を出した地下鉄放火事件を受け、国交省鉄道局が緊急調査した結果、排煙設備や避難経路が基準を満たしていない地下鉄駅が2〜3割あったことが判明した。
このため、国交省は各事業者に改めてスプリンクラーや防火シャッターの設置徹底などを指導した。排煙設備がなかったり、地上への避難経路が1カ所しかなかった全国約150駅に対し、5年以内に緊急整備するよう04年予算で90億円の事業補助を計上した。
国交省危機管理室は「事業者と警察、消防との連絡・救助態勢や緊急マニュアルの点検、巡回警備などを常時徹底するしかない」と話している。【武田良敬、矢野純一、合田月美】
ロシア南部のチェチェン共和国で連邦軍との戦闘を続ける独立派武装勢力は、指揮系統が一枚岩でない。独立派武装勢力の指導者マスハドフ氏とたもとを分かち、過激化を強めているバサーエフ氏は昨年秋、「ロシアとのジハード(聖戦)」を継続拡大する呼びかけを発表した。モスクワ劇場占拠事件や一部の爆弾テロ事件では、同派が犯行声明を出している。
今回の事件で、プーチン大統領は「マスハドフとその一派の犯行だ」と主張したが、マスハドフ氏の報道代表を務めるザカーエフ氏は6日、「地下鉄テロの流血事件にはまったく関係していない」と表明した。犯行声明は出ておらず、犯人を特定できないままだ。
チェチェン周辺でゲリラ活動に参加している独立派武装勢力の実動部隊は1500〜3000人程度。大半はバサーエフ派で、軍事力に勝るロシア軍に対しては、待ち伏せ攻撃や爆弾テロが主要な対抗手段。その中で中東と同じく「カミカゼ」と呼ばれる女性の「自爆テロ決死隊」が、チェチェン内外で活動するようになった。
人口100万人の大半をイスラム系チェチェン人が占めるチェチェン共和国は91年、ロシア連邦からの独立を宣言し、エリツィン前政権は武力行使を開始。96年に停戦協定が結ばれたが99年から戦闘が再燃し、プーチン大統領は02年4月に「軍事作戦の終結」を表明した後も武力衝突はやんでいない。
独立強硬派は展望を見いだせないままテロを繰り返し、ロシア側は掃討作戦で応戦。この悪循環は、西欧諸国から「人権弾圧」と非難され、ロシアにとっても好ましい状況ではない。今回の事件はチェチェン紛争の泥沼化を改めて印象付けた。
ロシアでは99年9月に連邦軍のチェチェン攻撃で始まった第2次チェチェン紛争に伴い、国内各地でテロが頻発している。
首都モスクワを狙ったテロとしては99年9月、アパートが連続して爆破され、200人以上が死亡した。02年10月には中心部の劇場がチェチェン武装勢力に占拠され、特殊部隊の強行突入で人質の観客ら約120人が死亡。03年もロックコンサート会場やクレムリン前ホテルで自爆テロが相次ぎ、多数の犠牲が出た。
大規模なテロは99年12月と03年12月の下院選前に集中して発生している。今回も3月14日の大統領選挙直前というタイミングで起きた。これらの犯行は選挙のかく乱を狙ったものとの見方が強い。一方でテロは、強硬な対チェチェン政策を取るプーチン政権への国民の支持をさらに高め、権力側にとって有利な選挙結果を導く傾向にある。このため一部では権力側による自作自演説や陰謀説も流れている。(毎日新聞)
[2月7日0時1分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040207-00000113-mai-int
容疑者の男の写真公開=モスクワ地下鉄爆破テロ
【モスクワ6日時事】モスクワで6日起きた地下鉄爆破テロを捜査しているロシア治安当局は同日、地下鉄内のカメラが撮影した容疑者とみられる男の写真を公開した。男は40〜45歳で、治安当局は「カフカス系の容ぼう」としている。身長は170センチ前後。カフカス地方には、チェチェン共和国が含まれている。 (時事通信)
[2月7日1時2分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00000480-jij-int
米大統領が哀悼の意=モスクワ地下鉄爆発で
【モスクワ6日時事】ロシア大統領府によると、プーチン大統領は6日、ブッシュ米大統領と電話会談を行った。この中でブッシュ大統領は、同日モスクワで起きた地下鉄爆破テロを受けて、ロシア国民に哀悼の意を表明した。また両首脳は、テロとの戦いを強化する決意を確認した。 (時事通信)
[2月7日1時3分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00000473-jij-int
モスクワの地下鉄で爆弾テロ、39人死亡
【モスクワ=五十嵐弘一】モスクワ南東部を走る地下鉄内で6日午前8時40分(日本時間同日午後2時40分)ごろ、テロと見られる爆発が発生し、ロシア内務省によると、39人が死亡、134人が負傷した。
ロシアでは来月14日に大統領選の投票が予定されており、当局は、ロシアからの分離独立を求めるチェチェン武装勢力が、情勢かく乱を狙って犯行に及んだと見ている。
現場は、モスクワ南東部と中心部を結ぶザモスクボレツカヤ線(2号線)のパベレツカヤ駅とアフトザボツカヤ駅間のトンネル内。南から中心部に向かう列車(8両編成)がアフトザボツカヤ駅を過ぎ、500メートル程走った地点で爆発が起こった。先頭から2両目の車両の出入り口付近が爆発地点とされる。
列車は300メートルほど走った後急停車したが、この間車両は猛火と煙に包まれた。爆発当時は通勤ラッシュのピークで、地元報道では列車内に乗客が約1500人いたが、死者は2両目付近に集中している模様。乗客は煙の被害を避けるためマフラーや帽子などで顔を覆い、暗闇での大混乱の中、多くが自力で脱出した。生存者を地上に救出する作業は2時間以上かかった。
タス通信によると、爆発の威力はTNT火薬5キロ相当以上とされる。インターファクス通信が捜査当局者などの話として伝えたところによると、実行犯は女性と見られ、爆発物をリュックサックかスーツケースに隠して車内に持ち込んだらしい。
在モスクワ日本大使館によると、日本人が事件に巻き込まれたとの情報はない。
モスクワの地下鉄網は、核戦争時の避難も想定して地中深く敷かれており、事故の際には惨事になりやすい。過去にも96、98、2001年に地下鉄で爆破事件が起こった。
プーチン大統領は6日、「テロリストとは対話しない。ロシアはテロリストを壊滅する」と事件を糾弾し、テロ掃討に向け断固たる決意を示した。これに対し、チェチェン武装勢力最高指導者のアスラン・マスハドフ氏は、「私はまったく関係していない」と語り、犯行への関与を全面的に否定した。
ロシア国内ではチェチェン武装勢力によると見られるテロが続発している。2002年10月にモスクワの劇場占拠テロ事件が起きて129人が死亡、昨年12月にはスタブロポリ地方で走行中の列車が爆破され、40人以上が死亡する事件があったばかり。また昨年12月に行われたロシア下院選直後には、モスクワ中心部のクレムリン(露大統領府)に面する名門ホテル「ナショナル」前で自爆テロが発生、通行人ら3人が死亡するなど、政治の動きや選挙に合わせてテロが起こっている。
◆モスクワの地下鉄=1935年に開通。現在は環状線を含む11路線があり、駅の数は約160。年間輸送人員は約32億人で世界一とされる。スターリンが共産主義の記念碑として労働者約2万5000人を動員して建造を主導、過酷な労働から1000人が死傷したという。駅舎はシャンデリアや大理石の塑像など装飾の豪華さで有名。深いところでは地下50メートルあり、1941年のナチス・ドイツによるソ連侵攻時は防空ごうとして使われた。運賃30円程度で、乗り換えは自由。(読売新聞)
[2月7日1時16分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00000115-yom-int