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「シオン長老の議定書(プロトコール)」の全面的根本的な理解と学習に着手せよ。
更新 平成16年02月06日08時44分
太田龍の時事寸評
平成十六年(二〇〇四年)二月五日(木)
(第八百四十五回)
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/
○ユースタス・マリンズ著、太田龍監訳「カナンの呪い」
(成甲書房、二月十日刊)、百七十四頁以下。
○ここに、あの有名な、「シオン長老の議定書(プロトコール)」の背景
についての記述あり。
○ここでの説明は、次の如く、要約される。
(1)イルミナティの最初の最高指導者、ワイスハウプトは、
一八三〇年死去。
(2)マッツィーニがその後継者として任命された。
(3)マッツィーニは、カール・マルクスらを動員して、
一八四八年のヨーロッパの革命運動を仕掛けたが、それらは、
すべて失敗した。
(4)一八六〇年、ロスチャイルド家と近い、改革派ユダヤ教のラビ、
カリシャーは、秘密会議を開き、一八四八年革命の教訓を検討した。
(5)この会議の議事記録が、モーリス・ジョリなる物書きにリークされ、
(6)そして、このジョリがそれを
「マキャベリとモンテスキューの地獄における対話」、
と題して出版した。
(7)このジョリの「対話」をもとにして、幾つかの他の文書が作られ、
(8)そしてそれが、
ロシア政府のスパイを通じて、ロシア内務省の手に入り、
(9)それが、二十世紀初頭、フランス語からロシア語に翻訳されて、
「シオン長老の議定書」、として出版された、と成る。
○この説明は、ヴィクター・マースデンの古典的名著
「シオン長老の議定書」(一九三四年)の中に、詳しく展開されて居る。
○これは、当時の政治情勢に、全く、符合する記述である。
○しかし、ここには、現在に至るまで、日本人が全く知らない、重要な
人物の名前、及び重要事項が、たくさん、含まれて居る。
○その際たるものが「改革派ユダヤ教」、であろう。
○この「改革派ユダヤ教」が分らないと、「シオン長老の議定書」も、
全く、宙に浮いたものに見える。
○「改革派ユダヤ教」と言う名称そのものが、大きなペテンである。
○それは、もともとは、十七世紀のユダヤ教ニセメシア、と言われる、
サバタイ(サベッタイ、シャベッタイ、などと表記される)と、その
一派を意味した。
○十八世紀、サバタイ派は、
フランク派(フランキスト)、として再生した。
○このフランク派は、初代ロスチャイルドと、きわめて緊密な関係にあり。
○そしてこのサバタイ派ないしフランキストは、ワイスハウプトの
イルミナティ運動と、表裏一体、とされる。
○ サバタイ派
↓
フランキスト
↓
改革派ユダヤ教。
この系統についての、今のところ、もっとも正確で、詳細な著述は、
正統派(オーソドックス)ユダヤ教ラビ、
M・S・アンテルマン著「阿片を根絶せよ」(第一巻、第二巻)、のみ。
○ジョン・ダニエルの全三巻一千頁超の大著
「スカーレット・アンド・ザ・ビースト」にも、若干の記述あり。
○改革派ユダヤ教(フランキスト、サバタイ派)に直接関係のない
ユダヤ人にとっては、従って、純然たるフランキスト的な文書と
しての「シオン長老の議定書」を、自分たちと全く無関係、
と見えてしまうかもしれない。
○ちなみに、この「改革派ユダヤ教」(フランキスト)は、
(1)シオニスト運動と、
(2)共産主義運動と、
を作りだしたとされる。
○いずれにしても、以上の視点を十二分に理解した上で、今、改めて、
日本民族有志は、「シオン長老の議定書」の、全面的な研究と学習
消化に、着手しなければならない。
(了)