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奈良市高畑町の奈良教育大構内にある吉備塚(きびづか)古墳の6世紀前半の埋葬施設から、柄頭(つかがしら)を飾る三累環(さんるいかん)に人物像(神像)がはめ込まれ、刀身に別の人物像(神像)や竜や虎の文様などが刻まれた三累環頭大刀(とうのたち)が見つかった。4日、大学が発表した。三累環に人物像がはめ込まれ、刀身に人物像が刻まれた象眼大刀の出土は全国初。
大刀は長さ約93センチ、幅約3センチ。柄は金銅製で、「C」を三つ組んだような三累環式。手を広げたような人物像が施され、刀身のX線撮影では、表裏に人物像や虎、竜、花の文様があった。三累環は5世紀ごろ朝鮮半島で盛んに作られた。このため、被葬者は朝鮮半島など東アジアと関連のある人物で、大刀もその流れをくむとみられる。
樋口隆康・奈良県立橿原考古学研究所長は「被葬者の護身刀だろう。人物像のポーズがユニークで類例がない」と評価。X線撮影した西山要一・奈良大教授は「銀で象眼したのでは。流麗で優雅な線。羽を付けているようにも見える人物像からは神仙思想の影響が感じられる」と話している。
現地説明会は7日午前10時〜午後1時。【野口あづさ】
[毎日新聞2月4日] ( 2004-02-04-21:53 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040205k0000m040090000c.html