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2004.02.03
Web posted at: 18:07 JST
- REUTERS
ストックホルム(ロイター) 地球温暖化が進むと、欧州の一部や北米は現在より寒冷化する可能性が高い――。科学者らがこんな警告を発し、懸念を表明している。北極付近の氷が解け出し、メキシコ湾から欧州沿岸へ流れる暖流が止まってしまう恐れがあるためだという。
科学者5000人の研究を基にスウェーデンでこのほど出された本「世界的変化と地球のシステム」の中で、独ポツダム気候変動研究所のシュテファン・ラムストルフ氏らが主張するところによると、地球温暖化がこのまま続けば、メキシコ湾流は今世紀中にも消えてしまう可能性がある。現在この海流が温暖な気候をもたらしている欧州の大西洋岸やカナダ、米国などに、大きな影響が及ぶことになる。平均気温は北欧諸国で5〜10℃、ドイツで3〜4℃も下がると予想される。
同氏によれば、メキシコ湾流は過去10万年で20回前後、一時的にストップしたことがある。最近では約8000年前、氷河期が終わって氷が一斉に解けた際にこの現象が起きたという。
地球温暖化防止のための京都議定書の批准には、米国やロシアが難色を示しているが、同氏はロイター通信とのインタビューで、メキシコ湾流がなくなれば「米国の東海岸やロシアの北西部も影響を受ける」と強調。温暖化は欧州だけの問題ではないとして、対策への協力を呼びかけた。
同書ではこのほかにも温暖化による影響として、魚類の死滅や山火事の増加などを挙げ、「限界点に達すれば事態は一気に悪化する」と警鐘を鳴らしている。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200402030015.html