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【パリ福島良典】政党資金不正疑惑でアラン・ジュペ元仏首相に有罪判決を下したパリ郊外ナンテールの裁判所の判事が圧力や脅迫を受けていた疑いが浮上し、ラファラン首相は1日、シラク大統領の要請で独立行政調査委員会を設置した。犯行グループの正体は不明だが、元首相の政治生命が危機にひんする中、仏政界は「仏版ウォーターゲート」の成り行きを注視している。
ナンテールの裁判所は1月30日、元首相に禁固18月(執行猶予付き)、被選挙権はく奪10年という厳しい判決を言い渡したが、判決文は通常と異なり「秘密保持」を理由に裁判所のコンピューターを使ってタイプされなかった。
カトリーヌ・ピエルス裁判長は仏大衆紙パリジャンのインタビューに「過去数カ月、私や同僚の部屋に何者かが潜入し、コンピューターも調べられた。自宅の電話も盗聴されていたようだ。私たちの判決を知りたがる人が大勢いた」と事情を説明した。左派紙リベラシオンによると、裁判長には殺人を警告する脅迫手紙も届いていたという。
真相究明のための独立行政調査委員会は法曹界有識者で構成され、今月末までにシラク大統領、ラファラン首相に調査結果を報告する。また、ペルベン法相は1月31日、ナンテールの検察当局に対して事件捜査の開始を要請した。一方、仏国民議会(下院)のドブレ議長は近く議会調査委員会の設置を提案する予定だ。
[毎日新聞2月2日] ( 2004-02-02-19:02 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040203k0000m030038000c.html