現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ33 > 355.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
ケーブル損傷への認識の甘さが原因…かいこう事故報告
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040119ic30.htm
海洋科学技術センターの無人深海探査機「かいこう」の子機が行方不明になった事故で、外部の専門家らによる事故調査委員会(委員長=浦環・東京大学生産技術研究所教授)は19日、「ケーブルに損傷が見つかっていたのに認識が甘く、十分な検討をせずに使用したため、子機と親機をつないでいたケーブルが破断、回収に失敗した」との最終報告書をまとめた。
破断の原因は、ケーブル外側を覆う繊維が深海の高い水圧などの影響で損傷し、強度が低下したためと判明。同センターは事故前に損傷を確認していたが、重大視していなかった。
同センターは今回の最終報告書を受け、より強いケーブルを開発すると共に、事前の点検を徹底するなどの対策を講じる。子機が行方不明になった場合に備え、3か月間にわたり音波を出し続けて捜索しやすくするシステムも導入する。
新しい子機を建造する予算(約18億円)が認められるまでは、とりあえず、既存の無人深海探査機「UROV(ユーロブ)7K」を約7000万円かけて改造、「かいこう」の親機につないで今夏から運用する。
(2004/1/19/22:39 読売新聞 無断転載禁止)