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2004.01.18
Web posted at: 13:14 JST
- REUTERS/AP
ロンドン──国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長が11日付のスイス紙とのインタビューで、「女子サッカー選手は、もっとぴっちりしたパンツをはいたらどうだろう」と提案したことに対し、現役女子選手や女子チームの監督などから批判が集中している。
ブラッター会長は、「男子選手とは違うスポンサーを得るためにも、『もっと女らしいユニホーム』を着て、ファッション業界や化粧品業界を巻き込んだらどうだろう。例えば、ぴっちりしたパンツとか。女子バレーボール選手は、男子とは違うユニホームを着ている。サッカーも、今や美しい女性がプレーしているしね」と発言。これを英紙ガーディアンが翻訳して16日付の同紙に掲載した。
この発言に対し、英国女子代表ゴールキーパーのポーリーン・コープさんはガーディアン紙に、「(ブラッター会長は)自分が何を話しているか、わかっていない。体にピッタリしたパンツなんてとんでもない。影響力を持つ地位にたつ男性の発言としては、あまりに無責任だ」と批判。
1999年の女子ワールドカップ(W杯)米国大会決勝のPK戦でゴールを決めたあと、シャツを脱いでスポーツ・ブラ姿を見せた元米国代表のブランディ・チャステーンさんは、「試合を見に来る人々のお目当てがユニホームと考えるのは、的はずれもいいところ。人々の足を競技場に向かわせるのは、サッカーの試合そのものであって、選手の服装ではない」と述べ、ブラッター会長は女子サッカーの発展に力を注ぐべきだと主張した。
また、米国代表副主将のジュリー・ファウディさんも、「FIFAは選手の服装ではなく、女子サッカーのサポートに注力するべきだ。ユース選手権の設置や、女子選手試合の機会増加、女子W杯賞金の増額など、考えることは他にもあるはず」と指摘。「(会長が)水着で記者会見するようになったら、私たちもぴっちりパンツをはくことにする」と皮肉っている。
スイス代表主将やノルウェーの有力選手も「もしサッカーではなくモデルを見たいなら、競技場に来ないでプレイボーイ誌を買いに行けばいい」「ビキニが着たいなら、ビーチバレーを選ぶ」など、異口同音に反論している。
一方、FIFAの広報担当者は、インタビューの論点が正しく翻訳されていなかったと反論。ブラッター会長の発言は、女子サッカーのスポンサーにファッション業界や化粧品業界を獲得していく可能性を指摘したもので、「一般的な話で、何の他意もない」と擁護している。
http://www.cnn.co.jp/sports/CNN200401180001.html