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(回答先: 何が惑星Xに起こったのか?【ジョン.D.アンダーソン 】 投稿者 愚民党 日時 2004 年 1 月 17 日 23:12:38)
惑星 X
http://www.ohnichi.de/Fukugan/wakusei.htm
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【編集部注: 太陽系に今まで知られていなかった惑星が発見され、来年地球に最も接近(約20000km)するという。アメリカ、ロシア及びバチカンもその接近による被害を警戒している。】
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海王星の軌道に乱れがあることが見つかり、それが1930年に冥王星が発見されるきっかけとなった。冥王星の軌道も太陽系の未知の衛星により影響を受けていると思われ、天文学者は太陽系の境界にもう一つ惑星があるとの結論に達し、その星に《惑星X》という名前をつけた。
だが、ヴォエジャーの観測結果から質量計算に間違いのあったことが確認され、周知の惑星以外に太陽の周囲を回っているのは彗星および小惑星だけという結論が出た。
ところがこの見解もどうやら修正が必要なようである。
California Institute of Technology の二人の研究者が、今までに知られている小惑星を合計したよりも大きな容積の小惑星を発見したからだ。
二人はPalomar山(カリフォルニア)天文台の1.2m-シュミット望遠鏡で6月4日にこの物体を発見した。すぐに、この新惑星(「2002LM60」)が 海王星の軌道の彼方にあるカイパー帯状星雲Kuiper-Guertel に属するものであることが分かった。この帯状星雲には既に500個以上の小さな星が発見されている。
この新惑星は太陽から約60億km離れたほぼ円形軌道上を回り、この軌道面は黄道面に対し約8°の傾角をなす。これはカイパー帯状星雲が黄道と直結していないことの証拠でもある。この帯状星雲の他の星の軌道も黄道から外れているが、しかし冥王星のように17°の傾角をもつという極端な例は見られない。冥王星も同様にカイパー帯状星雲に属していたが、何らかの支障によりそこから飛び出てしまった。以前の観察結果を見直した所、California Institute of Technology のKowal氏が謎につつまれた《惑星 X》を探知中に新惑星を既に1982年に撮影していたが、その存在を看過していたことが分かった。
7月5日及び8月1日にHubble宇宙望遠鏡でこの小惑星を観察し、その直径を測ることが出来た。直径は約1300kmで、ほぼ冥王星の月(Charon) と同じくらいである。冥王星の直径は2400kmである。
小惑星の発見者はこの星に《Quaoar》という名前をつけている(国際天文連盟の承認が必要)。かつてロスアンジェレス平野に在住していた Tongva-インディアンの創造主の名前である。
(出典:《FAZ》2002年10月9日 )