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http://www.shikoku-np.co.jp/news/column/200401/20040110000094.htm
1月10日付・一日一言
今も現役と聞いたが、昔、高田渡というフォーク歌手がこんな歌を歌っていた。「♪自衛隊に入ろう。自衛隊に入ればこの世は天国、男の中の男はみんな自衛隊に入って花と散る」。
曲が発売されたのは最後の学生運動ともいえる七〇年安保の前年、団塊の世代がまだ大学生で、勉強に励み、青春を楽しみ、またはゲバ棒を振り回していたころ、多くの若者がこの歌を楽しんだ。
歌っていた高田氏も一九四九年生まれの同世代。ちらりと聞くとまるで自衛隊のPRソングかと思われたが、一曲すべてを通して聞けば、自衛隊賛美をひっくり返した反語的プロテストソングだということはすぐ分かる。
何度も繰り返される冒頭の歌詞は祖国防衛よりも「一旗揚げたい人」「スポーツやりたい人」「武器に興味のある人」に向けて繰り出され、若者たちの笑いを誘った。民放連が「放送自粛」ソングにするほど大流行した。
当時の多くの大学生にとっての自衛隊とは、どこか古臭くてマニアックで、ちょっときな臭くて、理解しがたい、しかしそれでもまだ笑っていられる存在だった。それが今、多くの国民を悩ませる存在になりつつある。
当時のゲバ学生やノンポリの若者たちが笑っていられたのは、どんなに危うくても、恒久平和と戦争放棄をうたう平和憲法の存在を信じていたからだが、イラク「派兵」を決めた小泉政権はそれさえも変えるつもりらしい。
「自衛隊に入ろう」とからかい、笑いながら歌った若者たちの多くは、今それぞれの分野で指導的立場を占める年齢となった。いまあの歌を笑って歌える人はどれだけいるのか。みんな覚悟はできているのか。
------------------------(転載以上)
『自衛隊に入ろう』、ここで試聴できます。
http://sound.music.co.jp/soundware/bin/qfind3.asp?master_id=JPN-MCJ-1999-00000260
歌詞を調べました。
括りの「素直な人を求めます」というくだりと、原曲がアメリカ民謡であるという点に、私は感じ入りました。
------------------------(以下転載)
『自衛隊に入ろう』
みなさん方の中に
自衛隊に入りたい人はいませんか
ひとはたあげたい人はいませんか
自衛隊じゃ 人材もとめてます
自衛隊に入ろう 入ろう
自衛隊に入れば この世は天国
男の中の男はみんな
自衛隊に入って 花と散る
スポーツをやりたい人いたら
いつでも 自衛隊におこし下さい
槍でも鉄砲でも 何でもありますよ
とにかく 体が資本です
鉄砲や戦車や ひこうきに
興味をもっている方は
いつでも自衛隊におこし下さい
手とり 足とり おしえます
日本の平和を守るためにゃ
鉄砲やロケットがいりますよ
アメリカさんにも手伝ってもらい
悪い ソ連や中国を(※)やっつけましょう
自衛隊じゃ 人材もとめてます
年令 学歴は問いません
祖国のためなら どこまでも
素直な人を求めます。
(※)ソ連や中国はできる限り、小声で
作詞:唖蝉坊・高田渡
原曲:アメリカ民謡
唄:高田渡
http://www.sutv.zaq.ne.jp/ckbdz404/jieitai.html