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タイトル:Fleshing Out Skull& Bones(2003年10月発刊)
http://www.fleshingoutskullandbones.com/
元スタンフォード経済学教授アントン=サットン博士(遺稿)含め6人がかりで書いた712ページにおよぶ総力本である(英語)。手に取って中を見て驚いた。歴史的写真/図がとんでもない量が収録されている、非常に重厚で装丁も立派な本だ(すごい重量感だ)。編集者はKrisMilleganだ。彼の父(冒頭にその写真が掲載されている)が、OSS(CIAの前身)/G2/CIA出身で、スカボンメンバーをリクルートする作業班の一員で、晩年、彼にこの仕事の内容をいくぶん話したという。CIA上級幹部はイェール大学閥であることは良く知られている。彼等の世界はこの大学同窓会の雰囲気だそうだ。スカボンとCIAはほとんど融合し相互に連係しているといってもいい。政治中枢にこのアンダーグラウンドな組織メンバーが鎮座していることはもはや疑いない。現大統領親子、副大統領チェイニー家もこの組織のメンバーであることは良く知られている(会員の詳細なリストが収録されているのは当然だ)。
この本を見る限り、スカボンは確実に存在し、アメリカの政策決定過程に深刻な影響を与えていることは間違いない。もはや、陰謀論の世界で論じられるべき問題ではないれっきとした社会的政治的組織体としての秘密結社である。イルミナティーなどはたしかに、掴みがたいが、この組織体に関してはこの本でほぼ完全に把握’解明されたといってよい。この本はゾッキ本ではおよそない。
現代アメリカ政治を専攻するすべての学徒に必須の文献である。とうとう白日の元に照らし出された秘密結社スカボン。ここまでくると彼等は堂々と居直るほかないが、それによって、事態が否定的に加速されることも懸念される。
大田龍氏はまずこの本を読むことをお勧めする。サットン博士の例の単独本より圧倒的に詳細だ。徳間書店など大手出版社がこれを翻訳して日本人に広く知らしめる必要があることを力説したい。大手がだめなら、大田氏関連の比較的零細な出版社でも仕方がない。
すべての日本人は、アメリカ理解の上で、この本の翻訳本を読むべきだ。ビートたけしあたりのテレビ番組でも特集してくれないか。