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雑餉隈遺跡(福岡市博多区)で出土した弥生時代の石剣。弥生時代早期のものと確認されれば、日本で最古級の石剣となる(4日午後、福岡市役所)(時事通信社)20時09分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040304-01693947-jijp-soci.view-001
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040305-00000013-nnp-kyu
福岡市教委は四日、同市博多区新和町二丁目の雑餉隈遺跡で、弥生時代早期から前期(紀元前五―三世紀)のものとみられる磨製石剣三本が出土した、と発表した。木棺墓に副葬されており、同時期の墓から石剣が見つかったのは、九州で四遺跡目。同市教委は「慎重な年代特定が必要だが、国内最古の可能性もある。弥生文化の伝来や形成を解明する上で貴重」としている。
同市教委によれば、石剣は、中国東北部や朝鮮半島などに分布し、国内では弥生時代の遺跡を中心に出土。九州では、約二十本が見つかっている。今回の石剣三本は遺跡の発掘調査中に出土し、長さはそれぞれ二十八、三十九、四十一センチ。堆積(たいせき)岩の一種の粘板岩を磨いて作られ、三つの木棺墓に一本ずつ納められ、計十一点の土器や石鏃(せきぞく)(やじり)も見つかった。
雑餉隈遺跡一帯は、魏志倭人伝にも登場する「奴国」の中心地帯とされる。奴国の誕生は、今回出土した石剣の副葬時期の数百年後とみられる。市教委埋蔵文化財課は「石剣は、武器として使用され、権力を示すシンボルでもあった。土地の有力者を中心に、遺跡一帯で集落が徐々に形成され、奴国へ発展したことも考えられる」としている。(西日本新聞)
[3月5日2時19分更新]