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いよいよブッシュ再選のための「ビンラディン拘束劇」が開幕する No.25【2004年3月4日】
http://www.asyura2.com/0401/bd33/msg/1020.html
投稿者 乃依 日時 2004 年 3 月 04 日 21:26:10:YTmYN2QYOSlOI
 

(回答先: 3月アフガン決戦〜週刊アカシックレコード040216 投稿者 乃依 日時 2004 年 3 月 04 日 21:21:30)

http://www.chibalab.com/news_otoshiana/documents/20040306.htm

いよいよブッシュ再選のための「ビンラディン拘束劇」が開幕する No.25【2004年3月4日】

シーア派祭礼を狙う同時多発テロが“示唆するもの”

アメリカ大統領選が近づいてくるにつれて、イラクとアフガン周辺が妙にきな臭くなって、再びテロが激しくなってきた。いよいよブッシュ大統領は、再選に向けた準備に、本腰を入れて動き始めたようである。それと同調するかのように、イラクの首都バクダットと中部カルバラで2日午前、イスラム教シーア派の伝統行事アシュラを狙った同時多発テロが勃発した。さらにそれと同じくしてパキスタン西部クエッタでも2日、アシュラに参加中のシーア派の信者に何者かが銃を乱射し、少なくとも8人が死亡、35人が負傷した。

イラクでは、イラク駐留米軍によると、シーアは信者ら少なくとも計143人が死亡、300人以上が負傷した。目撃者によると、カルバラのアッバース廟(びょう)の近辺で、少なくとも5回の爆発が起きた。イラク警察当局は、APA通信に「市北部から少なくとも6発のロケット弾がアッバース廟に向けて撃たれた」と語った。道路や聖廟付近を行進していた信徒ら少なくとも85人が死亡した。爆発直後、救急車が血だらけになった負傷者を救助するために走り回るなど、現場はパニック状態になる。ほぼ同時刻に、バクダッド北部カジミヤ地区にあるシーア派聖廟の内と外で少なくとも3回の爆発が発生。やはりアシュラに参加していた多数のシーア派信徒が巻き込まれ、58人が死亡した。

2日はアシュラの最終日。アシュラは、イラク国内多数派のシーア派の宗教意識を高めるなどの理由で旧フセイン政権下では厳しく制限されており、復活した祭礼を祝おうと、カルバラには国内各地やイランから200万人ものシーア派信徒が集結。カジミヤ地区にも数千人が集まっていた。イラク駐留米軍のキミット准将は、カルバラでの事件が、自爆犯による攻撃と迫撃砲などを総合的に駆使した組織反抗で、バクダッドは3人の自爆犯による攻撃だったと指摘した。

いずれの爆発についても犯行声明は出ていないが、スンニ派のイラク統治評議会議員、ナセル・チャデルジ氏(国民民主党党首)はアラブ首長国連邦の衛星テレビ、アルアラビアに「テロリストの一団はイラク人ではありえない」と語り、国際テロ組織アルカイダの関与を匂わせた。イラク駐留米軍は最近、アルカイダがシーア派にテロを仕掛け、スンニ派との対立をあおってイラクに内戦状態を作り出そうと計画していることを示す文章を押収しているという。(朝日新聞)

これらの衝撃的テロは、マスコミ報道によると、どうやら犯人はアルカイダということになるらしい。そういえば、このテロ事件の3日前の2月28日に、国営イラン通信は、国際テロ組織アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン氏が拘束されたと伝えた。拘束情報は、イラン国営放送のパシュトゥー語放送のアナウンサーが「パキスタンのペシャワルにいる信頼できる筋」から聞いたという。同筋の話では、ビンラディン氏はかなり前に拘束されたが「ブッシュ大統領は、今年11月の大統領再選の政治宣伝に利用するため、これをまだ公表していない」としている。

そしてその二日後の3月1日にも、イラク国営放送は、米国やパキスタンの政府関係者は“拘束”を否定したにもかかわらず、そのまま「信頼できる情報」との立場を崩していないのだ。そしてラムズフェルド米国防長官が26日にアフガニスタンを訪問したことも、この“ビンラディン拘束”に関係していると報道している。

そういえば2月11日夜、カーン博士の核漏えい疑惑で騒然とするイスラマバードを米国高官が極秘訪問した。そのことをアメリカ、パキスタン当局とも公式のコメントを拒否したが、24日になってAP通信は、この高官がテネットCIA長官で、核漏えい問題とともに「ビンラディン捕獲に向けた協議」のための訪問だったと報じたのだ。その後、急激にビンラディン氏の行方に関する情報が乱舞しはじめる。ブッシュ再選に向けた強力な援護射撃としての“装置”が、うまく作動するように具体的な微調整が、ついに始まったということらしい。

2月22日に、英国大衆紙「サンデー・エクスプレス」が、米情報機関筋の話として「米英軍はビンラディンをパキスタン北西部の十数キロのところに追い詰めた」と報じ、翌23日「ワシントン・タイムズ」は「米軍がビンラディン拘束のため、フセイン元大統領を拘束した特殊部隊“タスクフォース121”と“CIA”の混成要員をイラクからアフガンに転戦させる」と伝えた。アメリカでの同時多発テロ事件から2年半を経て、「ビンラディン追討作戦」は、ブッシュ大統領の再選カードとして、ようやくクライマックスに向けてその舞台セットが刻一刻と整えられつつあるようだ。

2001年のアメリカ軍によるアフガン攻撃中、ビンラディンはアフガンとパキスタンの国境地帯の洞くつに潜み、その後の足取りはまるで透明人間のように消えたままだ。確かにパキスタン側ではアメリカ軍は公式には行動できないし、この地域は住民が強力な自治権を持つ立ち入りが困難な「部族地域」で、“隠れ家”として好適な条件がそろっている。パキスタンのあるジャーナリストは「仮にビンラディンがパキスタン側にいたとしても、国内で拘束すればムシャラフ政権は、世界のイスラム過激派を完全に敵にまわすことになる。パキスタンとしてはアフガン側に追いだした上で、アメリカ軍が拘束するというのが最良のシナリオだ」と指摘している。(参考記事―毎日新聞2月25日)

確かに昨年12月に連続して起きたムシャラフ大統領の暗殺未遂事件があり、ムシャラフ大統領自身も、ビンラディン氏拘束に向けたアメリカ側への協力に、より積極的に行っているという。そして29日のロイターによると、ニューヨーカー最新号は、ウサマ・ビンラディンの捕捉作戦に関連し、アメリカがパキスタンと密約を結んだと伝えた。それによると、アメリカは今春、ビンラディン氏が潜伏しているとみられるパキスタン北西部の山岳地帯に数千人規模の部隊を投入するのと引き換えに、先にイランやリビア、朝鮮民主主義人民共和国などへの核技術漏えいを認めたカーン博士を赦免するパキスタンのムシャラフ大統領の方針を支持するという。

さらにある情報当局の元高官は、同誌に対して「われわれはパキスタン国内に部隊を派遣する見返りに、ムシャラフ大統領にカーン博士の処分を強制しない」と述べたらしいのだ。

そしてその2日後に、シーア派行事を狙った同時爆破テロが、イラクのバクダッドとカルバラと、パキスタンのクエッタで起きたのだ。このあまりにも悲惨な事件を巻き起こしたアルカイダの首謀者、オサマ・ビンラディンに対する憎しみがアメリカ国民や世界のマスコミに広がれば広がるほど、再選を狙うブッシュ大統領にとって、「テロとの戦争」をめぐる“悪の象徴”の最後のひとりを拘束する「世紀のチャンス」となって転がり込んでくるのだ。

アメリカ国民にとって憎んでも憎みきれないあの衝撃的な9.11同時多発テロの首謀者、あの“悪の象徴ビンラディン”が拘束される瞬間が、いよいよブッシュ大統領の手によって実現されようとしている。悪あがきの最後の抵抗としてイラクでの同時爆破テロを起した後、“ならず者ビンラディン” が国境地帯のアフガンの洞くつで、あのサダム・フセインの惨めな拘束劇に負けず劣らずの『ビンラディン拘束劇』の幕が、再選を控えたブッシュ大統領の手で、まさに最高のタイミングで“偶然に”切って落とされるのである。世の中の劇的な事件や出来事は、常にそういうものなのだ。言っている意味、分かってもらえるかなぁ…。

たとえそうであっても、私たちに希望がないわけではない。周囲を完全に無視したブッシュ大統領のユニラテラリズム(単独行動主義)も、ある種の思い上がった“バブル”なのだ。つまり、物質資本主義による「エゴ」が極限にまで脹らんだ結果なのである。エゴによる“バブル”には、「宇宙の法則」によるバランサー(調和)としてのブローバック(逆流)が、必ずやってくる。

今や世界から憎まれている「帝国」を、日本人である私たちが羨むことはないのである。私たちにとって一番大事なのは、「存在」としての豊かさである。目に見えないこの“豊かさ”さえあれば、どんな逆境も、しだいに幸福への「道」に変化する。まず最初に“内面に豊かさ”を持つことができれば、現実は必ず充実したものに変化し、「精神の至福」が少しずつ日常の「現実」にも浸透してくるようである。

『終』

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