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青森県住宅供給公社を巡る巨額横領事件で、被害総額14億円のうち回収できたのは7870万円にとどまる一方、訴訟費用などに8001万円かかり、計131万円の“赤字”になっていることが3日、明らかになった。
同公社によると、業務上横領罪で懲役14年の刑に服している元公社職員の千田郁司服役囚(46)に対して、民事訴訟で14億円の損害賠償額が確定しているが、現在までに583万円しか回収できておらず、訴訟費用などを差し引くと実質198万円のマイナスになっている。現金が渡った千田服役囚のチリ人妻アニータ・アルバラドさん(31)からは、豪邸の競売で7286万円を回収したが、費用は6233万円もかかり、公社は昨年10月、これ以上争わないことで和解している。
旧役職員の管理監督責任を問う約9億円の損害賠償請求訴訟は係争中だが、費用は既に985万円に上っている。アニータさんからチリ国内の土地を譲渡された人物に対する不動産関連の訴訟も残っているが、弁護士によると、この土地の価格は最高でも1500万円程度といい、回収の見通しは厳しい。
公社は「回収の収支はマイナスになったが、訴訟を放棄するわけにいかなかった」と釈明している。
(2004/3/3/20:24 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040303i213.htm