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http://www.sankei.co.jp/news/040103/0103kok059.htm
イラク駐留米軍は2日、米軍ヘリコプターが同日撃墜された中部ファルージャ近郊の現場で、報道関係者を偽装したイラク人らが米軍部隊を攻撃、米軍が応戦し4人を拘束したと発表した。米兵らにけがはなかった。
反米武装勢力が報道関係者に偽装して攻撃を仕掛けたのが事実とすれば、米軍は今後さらに警戒対象を広げなければならなくなり、新たな難題を抱えたといえる。イラクで取材する報道関係者の活動もさらに危険にさらされることになる。
駐留米軍のキミット准将は同日の会見で「プレス(報道)」と書いた黒いジャケットを着たイラク人らが2台の車で墜落現場に接近し、米兵をロケット弾や小火器で攻撃。米軍が反撃し、車で逃走したイラク人ら4人を拘束したと発表した。
一方、ロイター通信も2日、同通信のイラク人映像カメラマンらが三脚を使って墜落現場を撮影中、米兵から発砲を受け車で避難、運転手を除く3人が拘束されたと伝えた。米軍が発表した4人拘束との関連は分かっていない。
米軍と報道陣をめぐっては昨年8月、バグダッド郊外で同通信の映像カメラマンが米兵に銃撃され死亡した。米軍当局者は米軍部隊がカメラをロケット砲と思い込んだと述べ、米軍が銃撃したことを認めている。
米軍の偵察用ヘリコプターOH58は2日午後、ファルージャ近郊で攻撃を受け墜落、米兵1人が死亡、1人が負傷した。(共同)