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(回答先: シャロンが合意を恐れる理由(ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版2003年12月号) 投稿者 はまち 日時 2004 年 1 月 02 日 21:40:00)
第1次大戦の戦後処理政策の中心は、ドイツに対する巨額の賠償責任付加であったが、これが第2次大戦の火種になった。同様の火種が、第2次大戦後の処理として強行された領土分割だった。ドイツの東西への分割と朝鮮の南北への分割が著名だが、パレスチナの領土分割(イスラエルの占領)と米軍による沖縄占領も広義の領土分割だが、こちらの方は、領土分割の観点からは説明されることがない、のが一般的だ。
なぜ、領土分割がなされたのか?スターリン(スターリン主義)の存在が大きい。
彼は、いわゆる一国社会主義論なる妄想により、ソ連防衛のための緩衝地帯を作り上げた。いわゆる衛星国と「東」ドイツと「北」朝鮮だ。イスラエルによるパレスチナ分割(占領)は、これをなぜスターリンは、黙認したのか?憶測の限りだが、「東」「北」などの実現のための取引だったのだろう。あるいは、西側の力をそぐ火種になるだろうとの計算があったのだろう。
「東」は、ソ連の崩壊を待って、金で解決された。「沖縄」は、基地化承認と引き換えに、名目上は、解決されている。パレスチナの方は、未解決であり、911後、第3次世界大戦の火種になっている。
大杉栄は、帝国主義は「強盗」であり、世界大戦は、強盗団同士のしのぎあいである、旨を叫んだが、当たっている、と私は思う。財があれば、それを奪い、なければ、領土を奪い、領土に価値がなけらば、その地下資源(石油)を奪う。
それは、一見、人種対立(西尾幹自二)や宗教対立に見えるが、がそうではない。
産業の外へ拡大である帝国主義、これが原因をなす。これに、アメリカ社会の特色、産軍システムが地球規模の戦闘を必要とする要素が加わる。