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宿営地めぐり住民と摩擦 オランダ軍に地主が抗議
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq4/
陸自派遣先のサマワ
【バグダッド2日共同】陸上自衛隊に先立ち、イラク南部サマワに駐留しているオランダ軍の宿営地キャンプ・スミッティの用地について、イラク人地主が「突然占拠し、再び農地として使えない状態にした」として、返還するか適正な金額で賠償するよう求めていることが二日分かった。
オランダ軍代理人は「イラクの支援のために来ている」と主張しているが、地主側は事前の断りなしに土地を占拠されたとして態度を硬化させており、今後宿営地の契約交渉を始める陸自も慎重な対応が迫られそうだ。
地主はサマワ南西の砂漠地帯に住む電気技師カサブ・ジャビル・アビド・フセインさん(51)。
カサブさんによると、占拠された土地は幅約八百メートル、長さ約千百メートルの八十八万平方メートルの農地で、小麦やナツメヤシなどの栽培に使用していたが、オランダ軍車両が昨年七月十五日に入ってきた。
八月初旬にオランダ軍司令官と交渉したが合意できず、オランダ軍将校は同十一日のサマワ市裁判所での協議で、年間七千ドル(約七十七万円)の賃貸料を提示。自動小銃を突きつけ「金を受け取って契約に署名しろ」と迫ったという。
オランダ軍当局者は「現在交渉中」としており、オランダ軍側代理人のイラク人弁護士、アラー・ハッサン・ハノシュ氏は「オランダ軍はサマワ復興のために来ている。近郊のルメイサでは一ドヌム(約二千五百平方メートル)当たり年間百五十ドルで契約しており、一ドヌム五千ドルを要求するカサブ氏側の言い分は法外」と主張。
カサブさんは「オランダ軍は協力してきたわれわれをだました大うそつきだ。自衛隊は歓迎するが、こんなトラブルは起こしてほしくない」と話している。
オランダ軍は二〇〇三年八月から、サマワを中心とするムサンナ州に約千人が展開している。
(了) 01/02