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(回答先: 隷属合理化の伝家の宝刀「中東依存度の高さ」を疑う 投稿者 FakeTerrorWatcher 日時 2003 年 12 月 30 日 16:40:38)
補足感謝。アメリカの戦略は日本の石油の中東依存を高めに維持し縛り付けてきたと疑え。
そして、徹底調査、分析、研究せよ。
以下は、わが編著『9.11事件の真相と背景』の一部である。ここで引いた米議会の議事録には、日本の石油輸入、消費の状況が、子細に記されている。
---------- 引用ここから ----------
第8章 アメリカ=イスラエル=日本の連鎖構造理解が不可欠
「存在が意識を決定する」という言葉がある。これは、日本の左翼の物知りがよく語る有名な言葉なのだが、いわゆる「唯物論」または「唯物史観」に基づくエンゲルスの言葉である。その意味での「存在」の状況として、論より証拠、私が考えている「アメリカ=イスラエル=日本の連鎖構造」の今の今の現状を象徴する事態を、具体的に呈示する。
9・11事件直後、日本は、直ちにアメリカの軍事力行使に呼応して、インド洋に軍艦を送った。バーレーンの米海軍第5艦隊司令部と調整するため、在バーレーン日本大使館に1等海佐と3等海佐の2人を派遣した。その後、イラクも攻撃目標に加わり、中東を縄張りとする米中央軍の司令部に、自衛隊員を連絡調整官として派遣する計画が進められた。外務省と防衛庁による派遣の予定者は1等海佐と2等空佐の計2人で、出張扱いで中央軍司令部に常駐する。同指令部には35か国の連絡調整官が常駐している。
●米=日の軍と軍との直接関係は1978年から確立し議会は猿芝居のみ
いよいよ、本番か。そこで再び、昨年送った一連のわが通信の内の一つから抜粋し、読者の注意を喚起することにする。以下の「直接関係」の存在について、私が初めて知ったのは、1991年の湾岸戦争以後のことであるが、1980年の米上院の小委員会で、以下の証言が行われていたのである。
http://www.jca.apc.org/~altmedka/akuukan-01-10-23.html
『亜空間通信』23号(2001・10・1)
【軍と軍の日米共同参謀組織の直接関係は1980年の米議会の約18か月前から】
ローソン中将 各位、私は統合参謀本部の作戦計画と政策部門の長官である。我々は約18か月前に、日本の統合幕僚本部との間に軍と軍との直接関係を確立した。あえて言うならば私は、日本とその防衛力の確立に関する現下の調査の主眼は、彼らが有権者にこれらの施策の必要性を伝え得る手段の発見に置くべきであると考える。[後略]
1980年から数えて「約18か月前」は、1978年である。この「軍と軍との直接関係」は一般には公表されていないから、「密約」である。
「有権者にこれらの施策の必要性を伝え得る手段」という持って回った表現は、「軍と軍との直接関係」で決めてすでに実行していることを、議会の猿芝居で「合法化」せよ、という意味である。この「密約」関係は現在も続いているに違いないのである。そうだとすれば、この「密約」関係は24年間の歴史を経ていることになる。本年、2002年8月29日に、防衛庁の広報に電話をして確かめたが、やはり、今も公表していない。しかし、応対した広報官は、そういうことが「あるでしょう」との判断を示したのである。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------
これと前後して、アメリカは、石油資源に手を出した田中角栄や金丸信を、スキャンダル暴露、その一部はでっち上げで、叩いて、日本が、インドネシアやシベリアの石油資源を獲得できなにように、妨害し続けてきた。
これらの状況を総合的に見る必要がある。ともかく日本は今、アメリカ流の「高度工業国家」であり、そのしがらみの中で、喘いでいるのである。
安手の既成、または自称新左翼どものように、これらの経過と現状の分析もなしに、単なる反対を叫ぶだけでは、しがらみは、ますます複雑に絡み付くだけで、事態の解決は不可能である。