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カダフィ大佐:
大量破壊兵器の放棄を確約
リビアの最高指導者カダフィ大佐は29日、同国を訪問した国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長と会談し、核兵器を含む大量破壊兵器の放棄を自ら確約した。IAEA査察団のスポークスマンが明らかにした。
カダフィ大佐が国際機関トップと直接会談したのは、同国が大量破壊兵器の放棄を宣言した12月19日以降初めて。
ロイター通信によると、査察団は今回のリビア査察で遠心分離機を設置したウラン濃縮施設を確認。事務局長はウラン濃縮計画は「初期段階」だったとし、リビアがすぐに核兵器を生産できる状態にはなかったとの見方を示した。
事務局長はリビア側の姿勢を「協力的で率直だった」と評価。「(カダフィ大佐は会談で)国際社会との新たな関係構築や、リビアに対する国際的援助の重要性を強調した」と語った。
また、リビアが特定の国からウラン濃縮技術を直接輸入した可能性は薄いと見ていることを示唆した。
リビアは抜き打ち査察が可能となる保障措置協定の追加議定書に調印する方針もあらためて表明したという。(カイロ共同)
[毎日新聞12月30日] ( 2003-12-30-08:27 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20031230k0000e030003000c.html