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日本の先遣隊
自衛隊の先遣隊が目的地であるイラクへ向けて東京を発った。----
日本にとってこれは歴史的瞬間である。第2次大戦の破滅的な軍事冒険以来、日本列島は軍隊を戦場へ送ったことはなかった。心的外傷症状で、日本は賢くも国際的混乱から超然として自らを保って来た。日本は戦争で心に傷を受けた住民への長々とした人道的援助を提供していればよかった。歴史的同盟国である米国に対しては、最近ではカンボジアや東チモールのように、兵站部門または財政計画に参加するだけでよかった。
この役割を、小泉純一郎は常に拡大しようと望んだ。まずイラク問題でジョージ・W・ブッシュを支持し、国連に背を向けることも厭わなかった。そして今、国連のお墨付きもなく、いかなる軍事的経験もない人員をイラクの前線に送る。
しかしながら、他国への戦争の権利を一方的に放棄するという独特の日本国平和憲法が、その第9条によって、自衛目的以外の軍事紛争への関与を彼に禁じている。そこで小泉純一郎は非常に大きな政治的リスクを負っている。いくら彼が、アルジャジーラテレビ網に至るまで、日本兵の役割は単にイラクの再建(水の処理、供給、医療ケア)に貢献することだと繰り返し述べても、彼は、イラクのテロリストにとっては日本兵の命はアメリカ兵と同等の値であることを知っている。日本の部隊は主として比較的静かなサマワ地区に駐屯するが、彼らはまったく安全というわけではない。余分な巻き添えを避けるために、彼らはオランダ兵の中にはめ込まれる(encadrees=“統率される”という意味もある)ことになるだろう。
http://www.lefigaro.fr/international/20031226.FIG0290.html