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(回答先: 空自先遣隊出発 被爆地・基地の街に抗議の声【中国新聞】 投稿者 荷電粒子 日時 2003 年 12 月 28 日 23:04:25)
イラクへの自衛隊派遣第1陣となる航空自衛隊の先遣隊が26日、輸送機部隊の受け入れ準備などにあたるためクウェートとカタールへ出発した。年明けにも陸上自衛隊に対する派遣命令が出される見込みだが、抗議の声を高めて流れを変えようと、ヒロシマの平和団体は同日、街頭で市民らに派遣中止を訴えた。
中区の商店街では、県原水協などでつくる「憲法守れ!有事法制の発動許すな!広島共同センター」のメンバーらが派遣反対の署名集めをした。買い物中の若者らが次々と署名に応じていた。
同センターによると、10月の開始以来、署名は約2万5000人分が集まっているという。県被団協(金子一士理事長)の末宗明登事務局長(77)は「市民にも派遣によって日本の平和が脅かされるという危機感が広がっているのではないか」と話した。この後、メンバーの一部は海上自衛隊呉地方総監部(呉市)を訪れ、石破茂防衛庁長官らにあてた抗議文を手渡した。
市民団体「有事立法はイケン(違憲)!県市民連絡会」も同日夕、中区の街頭で「自衛隊派遣中止の声を、市民から」と呼びかけた。先遣隊が出発する姿をテレビで見たという横原由紀夫共同代表(62)は「残念ながら(派遣を)止められなかった」と肩を落としながらも、「憲法に基づく対話と協調で平和を求めるのか、そうでないのか、日本の進路がこれほど問われている時はない。選択権を持つ市民が、声をあげずにどうするのか」と訴えた。社民党県連なども同区のデパート前で街宣活動をした。
年明けにも輸送艦派遣が予想される海上自衛隊呉基地を抱える呉市でも、市民団体「ピースリンク広島・呉・岩国」(湯浅一郎世話人)が同日夕、JR呉駅前で空自先遣隊の派遣に抗議する街頭活動を行った。 【和田崇、牧野宏美、牧正】
[12月27日20時33分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031227-00000002-mai-l34