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イラク復興支援特別措置法に基づき、復興支援物資などを空輸する航空自衛隊の先遣隊第1陣が26日、成田発の民間航空機でクウェート、カタールに出発した。
自衛隊の派遣は特措法の成立から5か月を経て初めて実現し、自衛隊の海外任務は新たな段階を迎えた。先遣隊は米軍との調整などを行い、来年1月にC130輸送機などで現地入りする本隊を待ち受ける。陸自も1月中旬にはイラク南部のサマワに先遣隊を派遣、海自も2月下旬には輸送艦を出す予定だ。
出発したのは、空自の先遣隊48人のうちの約20人。テロを警戒して自衛隊員とわからない私服姿で、クウェート組とカタール組の2つに分かれ、昼前後に外国の民間航空機で出発した。残る二十数人も今後、数班に分かれて現地に向かう。
空自は安全に配慮して派遣日程を公表せず、現地で活動の拠点となるクウェート軍基地やカタールの米軍司令部の外では私服で通すことにしている。
先遣隊を率いてカタールに向かう宮川正・1等空佐は、出発前、報道陣に「肩ひじを張らず、みなで一丸となってやっていきたい」と話した。
空自によると、先遣隊はクウェート軍基地内に宿営地を設け、イラクのバグダッド、バスラ両国際空港などへの飛行ルート、空港周辺の治安状況などの情報を収集する。カタールでは、空輸物資などについて米軍司令部と任務を調整する。
政府が計画している空自の派遣部隊は計276人。来年1月末までにC130輸送機3機とともにクウェート入りし、飛行ルート、航空管制の調整、各空港での離着陸訓練などを行ったうえ、2月中旬以降、輸送機によるイラク国民や米英軍の生活関連物資などの輸送に当たる。
政府は、今月9日にイラク復興支援の基本計画を決定。石破防衛長官は18日に実施要項を決め、19日、陸海空の3自衛隊に派遣準備命令、空自先遣隊に派遣命令を出した。
これを受けて空自は「イラク復興支援派遣輸送航空隊」を編成し、24日、小牧基地で小泉首相らが出席して部隊編成完結式を行った。
[12月26日14時0分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031226-00000006-yom-pol