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(回答先: パキスタン:大統領暗殺未遂事件 背後にイスラム過激派か (毎日) 投稿者 はまち 日時 2003 年 12 月 26 日 06:02:21)
パキスタン大統領暗殺未遂事件の現場で、標的となった車列の周辺警戒にあたる国軍兵=ロイター
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20031225i111.htm
パキスタンで自爆テロ、14人死亡…大統領車列狙う
【カブール=新居益】パキスタンの首都イスラマバード近郊のラワルピンディで25日、ムシャラフ大統領の車列への自爆テロがあり、周辺にいた市民など少なくとも14人が死亡、64人が負傷した。
大統領の車も損害を受けたが、大統領自身は無事。米同時テロ以降、親米路線に大胆に転換した大統領に反発する国際テロ組織アル・カーイダなど、イスラム過激派勢力の犯行と見られる。
爆発は、自爆テロ犯が2台の車で大統領車列の後尾に突っ込んだ直後に2度発生し、ラシッド情報相は「大統領の暗殺を狙ったもの」と断言した。大統領に対しては、今月14日にも今回の現場からわずか約300メートル離れた橋で、爆弾を使った暗殺未遂事件があったばかりで、同時テロ後、大統領への暗殺未遂は少なくとも3件目となった。14日の事件では、昨年のインドネシア・バリ島の爆弾テロ事件でも使われた高性能プラスチック爆弾「C4」が使用された。パキスタン国内のテロで同爆弾の使用が確認されたのは初めてで、治安当局は、アル・カーイダが関与したとの見方を強めている。
今回も、軍施設が集中するラワルピンディで大胆なテロを実行した高度な手口から、犯人としてアル・カーイダが浮上する可能性が高い。国軍報道官は「アル・カーイダか、地元テロリストによる犯行」との見方を示した。
パキスタンはアフガニスタンの旧支配勢力タリバンを支援してきたが、ムシャラフ大統領は同時テロ(2001年9月)後、これを転換し、米国の「対テロ戦争」の同盟国となる決断を下したうえ、国内で500人以上のアル・カーイダ・メンバーを逮捕。アル・カーイダは活動拠点を失い、同大統領を敵視している。実際、アル・カーイダのナンバー2、アイマン・ザワヒリとされる男は今年9月、アラブ首長国連邦(UAE)の衛星テレビ「アル・アラビーヤ」が放送した録音テープで、ムシャラフ大統領追放を呼びかけた。
一方、大統領は、インドと領有権を争うカシミール地方で活動する国内のイスラム過激派組織からも敵視されている。過激派は従来、アル・カーイダとつながりを持ち、パキスタン陸軍から水面下で支援を受けていたとされるが、ムシャラフ政権は米国の圧力もあり、過激派メンバーの摘発や銀行口座凍結など弾圧を進めているからだ。
国民の間でも大統領の「親米路線」に対する反発はくすぶっている。大統領の日程は秘密にされ、常に偽装車列を並走させているにもかかわらず、大統領の車列が今月2回も正確に狙われたことから、治安当局内に過激派シンパが存在する可能性も指摘されている。
(2003/12/26/01:27 読売新聞 無断転載禁止)