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「ニューズウイーク日本版12・31/1・7」P.26から「サダム拘束作戦の隠された真相」という記事が掲載されている。
「隠された真相」と銘打つにはちょっと貧弱な内容なのだが興味あるところを引用する。
『<前略>
フセインの故郷ティクリートの住民たちは、元大統領がこの町に潜んでいることは初めから知っていたという。イラク共和国防衛隊の元将軍は、11月24日にフセインが父の墓前で祈っているのを友人が見かけたと語る。
警察官として働く元イラク兵は、ティクリートの検問所で白とオレンジ色のタクシーにフセインが乗っているのを目撃したという。
「新しい警察に入ったのか」とフセインに聞かれ、元兵士は気まずい思いで「生活があるので」と答えた。フセインはポケットから300ドルを取り出し、元兵士に渡した。家族への復讐を恐れ、元兵士は米軍に何も話さなかった。
<前略>』
★ ティクリートの住民でない俺だってわかっていたわいという冗談はさておき、「元大統領がこの町に潜んでいることは初めから知っていた」ということに照らせば、これまで流されてきたフセインはイラク国内を転々と逃げ回っているという報道はインチキだったと言える。
それと同時に、ウダイ、クサイの両人がモスルに潜伏していたのが通報され、米軍に銃撃され殺されたとされるあの事件の信憑性を疑わせるに十分な情報である。
ティクリートほど安全な場所はなかったのだから、フセイン一家のものが、わざわざイラク国内を転々としたりモスルに逃げるという愚は犯さないと考えるのが自然であろう。
もっとも興味深い情報は、「11月24日にフセインが父の墓前で祈っているのを友人が見かけた」というものである。
これは、11月23日頃クルド人武装勢力によって既に拘束されていたという別の情報ともろにぶつかる。(パキスタンローカル紙や日刊ゲンダイの浜田和幸氏の情報)
武装したクルド人が米軍に同行するかたち以外でティクリートを歩くこと自体が無理なはずなのに、米軍同行なし、しかもフセイン狩りの目的で入り込み成功したという話はとうてい信じられない。
このニューズウイーク情報のように、11月24日にフセインが父の墓前で祈っていたというほうがもっともらしく思える。
11月29日に米国に向け飛び立つ前に父の墓参りをしたというのが私の妄想である。