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「イラクがウラン入手」の演説は単純ミス 米政府筋
2003.12.25 Web posted at: 12:27 JST
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200312250010.html
ワシントン(CNN) イラク開戦前の今年1月にブッシュ米大統領が一般教書演説で「イラクがウラン購入を試みた」と述べたのは、米中央情報局(CIA)とホワイトハウスが演説内容をきちんと確認しなかったからだと、米政府が結論したことが分かった。一般教書問題の内部調査を担当した大統領直属「外交情報諮問委員会」(スコウクロフト委員長)の消息筋が24日、明らかにした。
外交情報諮問委員会の消息筋によると、大統領が一般教書演説で「イラクのウラン購入」に言及したのは、イラク戦争の正当性強調のためうそと分かっている事実を意図的に演説したのではなく、演説草稿を作ったCIAと、草稿を受け取ったホワイトハウスがともに事実関係の確認を怠った、単純ミスによるものと同委員会は結論した。
ブッシュ大統領は今年1月の一般教書演説で、「英政府によると、サダム・フセインはアフリカから大量のウランを購入しようとした」と言明。イラクによる核兵器開発の脅威が高まっていると強調し、イラク攻撃の必要性を訴えた。
この発言について今年7月、CIAの依頼を受けてイラク核疑惑を調査したウィルソン元駐ガボン米大使が、「そうした事実はなく、(ブッシュ政権が)イラクの脅威を誇張するため、核兵器開発をめぐる情報をねじ曲げたとしか考えられない」とニューヨーク・タイムズ紙に告発した。
情報わい曲の批判にさらされたブッシュ政権は、演説で「イラクのウラン購入」に触れたのは間違いだったと認め、演説草稿を作成したCIAのテネット長官が内容を確認しなかった責任を認めることで騒ぎを収めようとした。
その後も内部調査を続けた外交情報諮問委員会の消息筋は、責任はCIAだけでなくホワイトハウスにもあると指摘。「誰も、(演説の)データをきちんとチェックしなかった。(ホワイトハウス高官は)CIAが提示した内容をそっくりそのまま信じてしまった。ミスがミスを呼んでしまった。内容をもっと精査するべきだったが、国民をだまそうというような意図はなかった」と話した