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フセイン氏拘束:「全アラブ人が悲しんでいる」有力部族長
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031225k0000m030091000c.html
【バグダッド小倉孝保】米軍がフセイン元イラク大統領を拘束したことについて、元大統領の故郷ティクリートを中心とした有力部族の指導者2人が24日までに、毎日新聞との会見に応じた。
カザラチ族の部族長、ライサン・モタアリ氏(40)は「サダム(フセイン元大統領)への信頼は揺らいでいない。サダムの時代の方が今よりも良かったことをイラク人は気付きつつある。全アラブ人が彼の拘束を悲しんでいる」と語った。
同氏は「約1カ月前にティクリートの他の部族長から、サダムが訪ねてきたと聞いた。その時は長いひげはなく、髪も整髪されていたと聞いた」と表明。また、拘束後、「スンニ・トライアングル」内の部族長間で「サダムを匿ったことがある」との話が出ているとし、「サダムはスンニ派地区の部族長を訪ね2、3日ごとに居場所を変えていた」と述べた。
また、アタラブラ族の部族長、サバハ・ナジン・アブドッラー氏(50)は「彼はイランのイラクへの侵入を防いだヒーローであり天才だ。イラクの偉大な指導者が外国人に辱められていることをどうして喜べるのか。とても悲しい」と話した。
しかし、スンニ派の中でも元大統領への反発を口にする部族長も少なくない。ラマディを中心とするドレイミ族のサーメル・ドレイミ氏(50)は「イラク人はみなサダムに抑圧されてきた。彼は独裁者だ。米軍に拘束され悲しい姿をさらしたことで彼に同情する感情がイラク人に生まれているが、彼のやったことを冷静に思い出す必要がある」と語った。
[毎日新聞12月24日] ( 2003-12-24-23:45 )