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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031224-00000029-mai-pol
政府は23日、イラク復興特別措置法に基づくイラクへの自衛隊派遣の際に輸送などの拠点となるクウェート政府と、自衛隊員の身分保障を定めた地位協定を締結したことを明らかにした。樽井澄夫駐クウェート大使とジャビル国防相が22日、クウェート市内で書簡を交換した。自衛隊の海外派遣で外国の政府と地位協定を結ぶのは初めて。
地位協定は自衛隊員がクウェート国内で犯罪や事故を起こした場合の権利、義務を規定し、クウェートでは刑事、民事のいずれの裁判にもかけられない特権を保証した。
イラクで活動する自衛隊員の身分保障については、イラクに正規の政府が存在しないため、日本政府が現在、米英占領当局(CPA)とイラク統治評議会を相手に「地位協定と同様の効力を持つ何らかの約束」(外務省筋)を締結する方向で交渉している。【白戸圭一】(毎日新聞)
[12月23日23時19分更新]