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(回答先: ハイテク兵器を続々投入=米、朝鮮半島に−LAタイムズ紙(時事通信) 投稿者 乃依 日時 2003 年 12 月 22 日 23:56:15)
[35743] Re:[35742] ハイテク兵器を続々投入=米、朝鮮半島に
投稿者:かすみ 投稿日: 12/21 Sun 20:55:11 [ID:1QucicR9m2o]削除
今朝の読売新聞には、リビアの大量破壊兵器放棄を受けて、「次は北朝鮮」と大見出しをつけておりました。
これらを真に受けると、北朝鮮が核を放棄しないと攻撃するかのような印象を受けます。ただ、時事通信も米国寄りの印象があるので、単なる米軍再編の一環である可能性も考えられます。
もしかすると、イラクから眼をそらせる腹かも知れません。
[35744] Re.[35743]
投稿者:FP親衛隊国家保安本部 投稿日: 12/21 Sun 21:24:13 [ID:7TrR/EXHK9E]削除
38度線沿いに米軍を配備するという冷戦時代の前方展開戦略は、アメリカにとってもはや時代遅れの代物です。
その理由は、陸上部隊のRMA化もさることながら、北朝鮮に対する政治的圧力の選択肢の範囲を狭め、アメリカの極東戦略の戦略的柔軟性をなくしてしまうからです。
38度線沿いに展開された米第二歩兵師団は、あえて北朝鮮の重砲部隊の射程内に留まることにょって、朝鮮有事に際しては米国の参戦を保障する「トリップ・ワイヤー」を構成してきたからです。つまり北朝鮮は「トリップ・ワイヤー」に触れずに韓国を攻めることはできず、見方を変えれば第二歩兵師団は北朝鮮によって人質にとられていたといえるでしょう。
つまり、第二歩兵師団の前方展開によって、アメリカは北朝鮮がキレかねないような政治的案件、例えば旧日本帝国に対するハルノートのような交渉を持ち出すことができなくなっていたわけです。
しかし、私はアメリカが中東を差し置いて、今の段階で北を叩くか?といえば、それはNoであると思います。
アメリカは当面中東の掃除を先にするつもりであると思います。
先日のガタフィ大佐が大量破壊兵器の保有を認める発言をしましたが、これは明らかにフセイン大統領の逮捕が契機になっております。
イラクは大量破壊兵器の研究をシリア、リビアと共同で行ってきたからです。
リビアはフセイン逮捕でそのことが国際社会に明らかにされてしまう前に、もはや切り札というよりお荷物になってしまった大量破壊兵器を捨てて経済援助を取らねばならぬ立場に立たされてしまったからです。体制さえ保障されるなら、ゼニをもらった方が得策というわけです。
2週間ほど前でしたか、EUアフリカ首脳会議だったかで、ガダフィ大佐とシラク大統領が顔をあわせたとき、お互いに挨拶もせずに、シラクの演説中カダフィ大佐がワザといびきをかいてタヌキ寝入りして顰蹙を買ったことがありましたが、あの時に、リビアはEUではなくアメリカにつくということが確定していたのだと思います。
つまり、リビアはユーロ経済圏ではなく、ドル経済圏につくというわけです。
後はシリアとイランを締め上げて最終的にはサウジの体制転換に持ち込むというのがアメリカの長期プランです。
これは石油のユーロ決済を阻止し、ドルが基軸通貨でありつづける為にも(つまりアメリカが国家破産しないためにも)何としても必要なことなのです。
とりあえず、イラクと共に大量破壊兵器を開発していたリビアが無条件降伏したことにより、次のターゲットはシリアに移りました。
〜関連
Re: さらなる侵略のための足がかりとするため
http://www.asyura2.com/0311/war44/msg/1363.html
投稿者 乃依 日時 2003 年 12 月 17 日 21:11:31: