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『週刊現代』に「イラク派兵 外務省”偽りの美談”」の特集があり、
そこでは外務省に対して厳しく批判しています。
その中から、ほんのさわりの一部をご紹介してみます。
………………………………………………………………………………………
外務省はアメリカの意向を官邸に伝え、
そして官邸はその意向を忠実に行動してきた。
「今回の閣議決定前に外務省サイドは小泉首相に、
『自衛隊を派遣しなければ米国側から、総理大臣、辞めてくれ
という話が出るだろう』という警告をしていました」
(全国紙政治部記者)
アメリカという虎の威を借りて官邸を操る外務省、
これでは誰のための外交なのか、分からない。
さらに外務省は、襲撃された二人の外交官の死すら利用して、
外務省批判を封じる動きを見せている。
(略)
しかし、二人の死を背景として自衛隊のイラク派兵が押し進められ、
外務省批判が封殺されたとしたら、これは極めて危険な動きと言わざるをえない。
(略)
日本の外交官が殺害された翌日、韓国の技師がテロ襲撃を受けて殺害された。
事件後、韓国の代理大使はただちに現場に赴いたが、
外務省は日本人スタッフの一人も現地に送らず、
雇ったイラク人警備員に調査をさせてお茶を濁しただけだった。
そのため、襲撃された状況は現在でもはっきりせず、
謎は残ったままとなっている。
いくつかの目撃情報や現地警察発表などから、二人の外交官が乗ったクルマは
並走する車両から自動小銃で連射されたと報じられている。
しかし、米軍の発表は襲撃現場が違っていたり、
発生時刻も大幅にすれているなど、不審な点が多い。
このため事件の真相は米軍による誤射だったのではないか
という指摘もされているのだ。
(略)
こうした疑問は
被害車両や使用された弾丸を調べれば簡単に検証できることなのだが、
外務省はいまだに被害車両を公開せず、
検死で摘出された弾丸の種類も発表していない。
結果がどうであれ、政府と外務省には真相を究明し、国民に説明する義務がある。
その義務を果たそうともせず、外交官の死を美談仕立ての悲劇で片付け、
利用しようとする外務省の姿勢は、国民を欺くものと言わざるをえない。
(略)
奥大使と井ノ上一等書記官の後任人事はいまだに発表されていない。
二人のポジションは、後任人事を急ぐ必要がないほど軽いものだったのか。
事件発生当時、東京にいたイラク大使、大木氏は、
「なぜ東京にいるのか」と批判されて、慌ててヨルダンに向かったという。
奥大使と井ノ上一等書記官は極めて有能な外交官だった。
しかし二人を英雄に仕立て上げて利用する政府・外務省の
姑息な手口がまかり通り、戦地に送り込まれる自衛隊員に犠牲者が出れば、
それこそ二人は浮かばれないのではないか。
●参考
「行かせた人に責任がある」
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岡本行夫補佐官よ、お前もか!
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=151
小泉さんの「判断ミス」の責任を問う
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=149
絶対にやってはいけない戦争★井ノ上書記官
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=160
外交官殺害事件の真相は?
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=177
外交官の死への「小泉メッセージ」に思う
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=184
無責任外務省★“本物”のイラク大使は本省常勤
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=187
米軍はなぜこんなウソをついたのか?
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=194
NHKの「葬儀中継」に思うこと
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外交官検死結果で、分かったこと
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イラク外交官殺害!謎、謎、謎の真相を追う!!
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『国連重視』を説く「奥さん」の絶筆が掲載された!
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井ノ上さんの後輩に生前の様子を伝える
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