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★米国の本音2
前号のつづきです。
「3、復興・再建で儲ける
壊して儲けた後は、再建して儲け
る番です。
米英軍が壊したインフラを、米企
業が独占的に再建、そして大もう
けするのでした。」
(NO201 次の戦争にむけて2〜2003
年10月28日)
▼今の戦略
これまでは、米国の長期戦略を見て
きました。
次に、米国の今の戦略を説明してい
きます。
今の戦略の重要なポイントは二つ。
1、イラクの復興利権を独占する
2、次の戦争の準備を進める
▼イラクの復興利権を独占する
米国は、まず戦争をして、軍産複合
体を儲けさせ、石油利権を独占し、
最後に復興利権を独占し、大儲け
するのです。
米国防省は12月初め、ロシア・フ
ランス・ドイツ・中国等を、イラク復
興事業から排除する決定を下しま
した。
ブッシュは11日、この決定について
「当然じゃん!」と支持を表明。
その復興事業とは26件、186億米
ドル(約2兆円)。
日本も含む63カ国が事業に参加
できるとなっていますが、これらの
国は、「米国に逆らえない従順な
国」ばかり。
私たちが出す5500億円は、イラク
のかわいそうな子供達には届か
ず、米国企業の儲けになることは
確定です。
▼次の戦争の準備をする
「多国籍軍の悲惨な末路
(中略)
結論から言うと、
多国籍軍から必ず犠牲者が、し
かも大量に出ることになります。
今、米英と戦っているのは、フセ
イン軍の残党と、周辺諸国から
流れ込んできたイスラム過激派。
彼らにとって、多国籍軍は、「宿
敵米国の子分」にすぎません。
ですから、多国籍軍は必ず彼ら
の標的となり、犠牲者が続出す
ることになるのです。」
(RPENO203 次の戦争にむけて
4〜2003年10月30日)
悲しいことですが、予測どおりに
なっています。
これについては、毎日のようにニ
ュースに出てくるので、具体例を
挙げる必要もないでしょう。
他国に軍隊を派遣させる米国の
意図は二つ。
1、米英の犠牲者を減らす
2、多国籍軍から犠牲者を出すこ
とで、次の戦争への世論つくりを
すること。
米国もイラク戦争で、「弱い論拠
で戦争を始めると、国際世論が
うるさい」ということを学んでいま
す。
米軍の兵士だけが殺されている
と、他国は、「まあ、自分が侵略
したんだからしゃーないよね〜」
ということになる。
しかし、多国籍軍が殺されると、
「国際テロは悪い!」という世論
が形成される。
今、多国籍軍を攻撃しているの
は、フセイン軍の残党と、イラン
・サウジ・シリアあたりから来た、
イスラム過激派。
米国の次のターゲットはイラン
ですが、攻撃するための一つ目
の理由は、イランが核兵器を開
発している疑惑。
しかし、攻められたくないイラン
は、IAEA(国際原子力機関)に
協力的になっている。
ではどうするか?
「イランからのテロリストが、多
国籍軍を攻撃している」
この路線で今後世論を盛り上
げていくことでしょう。
(つづく)
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200312170000000000012950000