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Re: 中央アジアにおけるバーブ教その他のイスラム過激主義の潮流
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投稿者 愚民党 日時 2003 年 12 月 22 日 08:19:00:ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: テロ警戒2番目に引き上げ Xマス以降に発生情報と米(共同通信) 投稿者 エリヤ 日時 2003 年 12 月 22 日 06:48:27)

中央アジアにおけるバーブ教その他のイスラム過激主義の潮流

アレクサンドル・クニャゼフ

 政治の道具としての政治化されたイスラム過激派の利用は、既に誰も驚かすのは難しい。定期的に公衆の注意を引く国際テロリズム、武器取引及び麻薬の不法流通のような現象とのこの現象の連動、一体化の事実すら、全くのセンセーションではない。90年代、世界では、麻薬の生産及び経由地区が低・中強度紛争地帯と一致する傾向が最終的に確認され、この際、当然のことながら、麻薬生産者は、この地域の不安定性の維持、延長に関与している。世紀の変わり目に、宗教過激派は、麻薬ビジネス、武器取引及び国際汚職と並行して、「国際関係の犯罪化」要素となりつつある。そして、この証明の大部分は、イスラム世界諸国、あるいは、ムスリム界とある程度結び付いている国家に直接又は間接的関係を有している。

 そのような地域の1つは、ポスト・ソビエトの中央アジアである。この地域における政治・宗派状況の検討へのアプローチの一般原則を定義するために、今日の議論においては、具体的なイスラム内部の潮流だけではなく、宗教、この場合、イスラム過激主義全体についても語る必要がある。

 現代イスラム原理主義の知識は、汎イスラム主義の古い概念に程遠い。当初の汎イスラム主義は、宗教的徴候による諸国の連合のイデオロギーとして、19世紀の70年代末、青年オスマン指導者ミダト・マシャの憲法に書き加えられた。青年オスマン運動の背後に英帝国が立っていた事実が一般に知られており、従って、同期間の英ロ相互関係の性格を考慮すれば、青年オスマンの概念の重要な構成要素は、その反ロシア指向だったと確認することができる。

 この有望な政治プロジェクトの支援のために、英領インド政府は、1870年代、オスマン・エジプトにアラブ局を設立した。局の任務の1つは、トルコ人ではなく、アラブ人及びこれに基づくオスマン帝国のムスリム住民全体の動員だった。初代局長は、ウィルフレッド・スコーエン・ブラントであり、ウィルフレッド・ブラント氏の重要エージェントの1人は、ペルシャ人の冒険家、ジャマリ・アル-ジン・アル-アフガニだった。ブラントの指示により、彼は、1870〜1880年代にトルコ及びエジプトの主要なイスラム聖職者学校に侵入し、並びにインドで著しい影響力を獲得した。アフガニに対しては、「英帝国とのイスラム革命同盟の創設」という任務が与えられていた。一方、アフガニは、次のように提案した。「あなたは、イスラム、アフガン人、ペルシャ人、トルコ人、エジプト人、アラブ人と同盟を結ばなければならない。あなたは、ロシアをメルヴからカスピ海に追い出さなければならない・・・。あなたは、アフガニスタンではなく、反対側(言い換えれば、ペルシャ)を通してロシアを攻撃しなければならず、そうすれば、ムラーは、ジハードを布告し、ロシアに対してあなたに合流するだろう・・・」。今日の西側−ロシア−イランの三角関係を念頭に置けば、今日でも、全く現実的だと思われる。恐らく、イスラム聖職者と英国の対外政策及び諜報機構の協力のこの経緯は、特に、アル-バーブの教義と運動が英特務機関の産物だったという説を生んだ。

http://www2.odn.ne.jp/~cae02800/cis/wahhabi.htm

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