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『亜空間通信』710号(2003/12/21)
【奥大使公用パソコン行方(週刊ポスト)記事の歪みを補正し促す頭部銃弾5発の恐怖の背後の議論】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
昨晩(2003/12/20)遅く、帰宅の途中、電車の中吊り巨大色刷り広告、週刊ポストの記事の冒頭の部分に、確か、「奥大使の公用パソコン行方不明」という主旨の見出しを見たので、本日早朝、阿修羅戦争45掲示板に次の投稿をした。
---------- 引用ここから ----------
昨晩、電車の中吊り広告で週刊ポスト「奥大使の公用パソコン行方不明」の見出し。
http://www.asyura2.com/0311/war45/msg/113.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 12 月 21 日 08:53:14:CjMHiEP28ibKM
[中略]
これは被害者の遺留品として、事件捜査の決定的に重要な証拠。週刊文春の記事にはなっている。
ご存じの方いませんか。お持ちなら、概略でも投稿して下さい。
わが宅配紙、日経には、裸写真のせいか、ポストと現代の2週刊誌の広告が載らないような気がする。
わが地元、武蔵野市では、高齢者、年金生活者が増えすぎて、図書館の雑誌は、そういう閑人専用となり、書架にない場合が多いのであります。(追加:しかも、週刊現代と週刊ポストは、わが家から一番近い中央図書館には置いてないので、取り寄せになる)
---------- 引用ここまで ----------
すると即座に、2つのフォローの全文収録投稿が現れた。その内の1つから、最小限の必要な部分のみを抜粋する。
---------- 引用ここから ----------
【写真付き記事】小泉官邸がひた隠す「東京テロ計画」〜殺害された奥大使の公用パソコンの行方(週刊ポスト2004年元旦合併号)
http://www.asyura2.com/0311/war45/msg/124.html
投稿者 passenger 日時 2003 年 12 月 21 日 11:19:38:eZ/Nw96TErl1Y
[中略]
週刊ポスト 2004年1月1・9日号
http://www.weeklypost.com/jp/040109jp/index/index1.html
<TWPレポート>
[中略]
殺害された奥大使の公用パソコンの行方
[中略]
奥大使は、公用パソコンを所持していたが、その行方がわからない。外務省は、ひた隠しにし、アメリカにさえ通知していなかった。パソコンの中には、奥大使が秘密裡に行なっていた業務のすべてが入力されていたのである。東京テロの情報がある面で真実性を帯びてきた。
[中略]
(2) 錯綜する奥大使殺害の現場情報
[中略]
イラクで殺害された2人の日本人外交官、奥克彦大使と井ノ上正盛・一等書記官に対する襲撃事件には未だに謎が多い。
[中略]
しかし、小泉首相をはじめとする官邸中枢にだけは事件の真相が報告されていた。
[中略]
「奥大使の遺体にはいくつもの銃創があり、病院で亡くなったのではなく、即死に近かったと判明した。問題は頭部の被弾箇所だ。奥大使は頭の左側に5発の銃弾を受けていた。走行中に並走する車からマシンガンなどで撃たれたのなら、急所に正確に5発も命中するとは考えられない」
[中略]
今回の事件は、奥大使らが所持していたパスポートやクレジットカード、現金は地元の警察権を持つ部族長が保管していたことがわかり、強盗団の仕業ではなく、テロの可能性が濃厚とみられている。実際、事件翌日の夜には、遺品のほとんどは日本大使館に返還されている。
ところが、大使館員が2人の遺品をチェックし、重大なことに気づいた。
「奥大使が常に携行していたノートパソコンが紛失していた。事件現場でも、壊れたパソコンの残骸は見つかっていない。現金までキチンと返還してきた地元部族たちが、パソコンだけを隠しておくとは考えにくい。残された可能性は襲撃犯が持ち去ったという最悪のケースだ」
極秘公電の内容とは、奥大使のパソコン紛失問題だったのである。
在外公館に赴任した職員は、毎日の行動をパソコンに記録しておくのが習慣になっている。奥大使も、大使館幹部のスケジュールから、いつ、どこで誰と会い、どんな話をしたのかといった日常業務はもちろん、本省からの指示、米軍との連絡事項などまでパソコンに保存していた可能性が高い。しかも、奥大使の最大の任務は、イラクを実質統治しているアメリカの連合暫定占領当局(CPA)との交渉にある。
情報源はその重大性についてこんな言い方をした。
「奥氏は外務省内でもCPAと米英両軍に太い人脈を持つ外務省で唯一の人物だった。その人脈を買われて駐英大使館の参事官の身分のままバグダッドに赴任していた。当然、自衛隊派遣を前に、CPAや米英両軍と自衛隊の具体的な活動などについても協議していた。そうした米英両国の政府機関や軍とのやりとりがテロリストに渡ったとすれば、日本だけではなく、同盟国にも脅威となる」
奥大使のパソコンに自衛隊の現地での活動に関する国家機密が残っていれば、テロリストの攻撃目標にされる危険も十分に考えなければならない。例えば航空自衛隊の物資輸送ルートについて米軍側とすり合わせをしていたらどうなるか。
しかも、日本政府は駐イラク大使館からの極秘公電が入った段階では、パソコンが本当に盗難されていたかどうかの確認がとれていなかったため、アメリカにもその事実を伝えなかった。
官邸や外務省が奥大使が車外で殺害された可能性があるという司法解剖結果を公表しないのも、パソコン盗難という重大事態をヒタ隠すためではないのか。
[中略]
現実には小泉首相は奥大使のパソコン盗難事件で国家機密がテロリストに漏れた可能性が高まったことで浮き足立った。自衛隊へのテロは政権崩壊に直結すると考え、なんとも姑息な計画を推し進めているのである。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------
以上の記事の中には、パソコンが「テロリストの手に渡った」という証拠になる記述はない。ところが、そのような文脈になっているのである。パソコン情報の内容についても、確たる証拠はない。政府関係者の発言にも、確たる裏づけはない。
このあたりが、「羊頭狗肉」とか「海老で鯛を釣る」とか言われる週刊誌の商売のやり方の典型である。以下、この歪みを補正し、再構成する。
パソコンの行方不明は、すでに週刊文春の記事になっていた。この件は、すでに以下で記した。
---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku705.html
http://www.asyura2.com/0311/war44/msg/254.html
『亜空間通信』705号(2003/12/08)
【緊急転載:誰が隠したか最重要の絶筆:故奥克彦参事官が死の直前に書いたイラク復興への思い】
[後略]
---------- 引用ここまで ----------
その他、かなりの数の投稿で、私は、奥克彦は国連を強調していたから、それを嫌い、許さず、裏切りとする米英イスラエル関係者に処刑され、その死体映像が「見せしめ」「脅し」「警告」として流されたと主張してきた。
その線に沿って見ると、この週刊ポスト記事では、「奥大使は頭の左側に5発の銃弾を受けていた」とある部分が、一番、恐ろしく、しかも、わが仮説に合致する。
いずれは日本に引き渡す遺体の関し解剖で、この「5発の銃弾」の存在が、日本政府関係者に伝われば、脅しの効果は抜群になるのである。
ともかく、これで、週刊文春と週刊ポスト、2つの発行部数が数十万の週刊誌に、奥大使のパソコン行方不明との記事が載ったのだから、少しは議論をせざるを得なくなる。今後に期待する。
以上。
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