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フセイン氏拘束: 第三者の管理を要求 ヨルダン弁護士会会長
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031222k0000m030020000c.html
【アンマン小倉孝保】ヨルダン弁護士会のフセイン・ムジャリ会長(66)は20日、アンマン市内で毎日新聞と会見し、米軍に拘束されたフセイン・イラク元大統領家族からの依頼を受け、元大統領の身柄を国際赤十字など第三者の管理下に移すよう国連などに要求していることを明らかにした。
会長は元大統領は正当なイラクの大統領だと強調し、「元大統領の身柄拘束はイラクの国内法、国際法のいずれに照らしても正当化されるものではない」と元大統領の身柄拘束が違法だとの考えを示した。
そのうえで「元大統領の家族」の依頼を受け、アナン国連事務総長、ムーサ・アラブ連盟事務局長、アラブ諸国政府に対して弁護士会として手紙を出したことを明らかにした。手紙では(1)元大統領と家族の接見を許す(2)公正な扱いがなされるよう元大統領の身柄を国際赤十字や利害関係のない第三国政府の管理下に移す―2点を求めているという。
会長は連合軍によるイラク占領自体を「国際法違反」とし「違反を犯して行われた身柄拘束は法的根拠がない」と説明。元大統領が裁判にかけられた場合でも、ヨルダン弁護士会として元大統領のを弁護する用意があるとした。
また、会長はこうした考え方はすでに、アラブ弁護士協会(会長、エジプト人弁護士のサーミ・アシェール氏)の大勢の支持を受けていると指摘し、今後、全アラブの弁護士会をあげて元大統領拘束の不当性を訴えていく考えを示した。
ヨルダンやエジプトの弁護士会は穏健なイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」の影響が強いとされ、米英軍のイラク攻撃・占領に激しく反発している。
[毎日新聞12月21日] ( 2003-12-21-18:42 )