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ウォルフレンの『アメリカからの独立が日本人を幸福にする』
http://www.asyura2.com/0311/war45/msg/130.html
130番の投稿についてのレスで、スレッドを変えました。田中宇さんの記事にも触れていますけど。
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>ブッシュの取り巻きたちがやりたいと公言してきたこと
>……アラブ世界に民主主義を押し付けること……を
この点に関しては、広範なリサーチと甘い分析を指摘される田中宇さんが、
ブッシュ政権(or ネオコン)による 「中東強制民主化」 とネーミングしている。
http://tanakanews.com/d1219neocon.htm
「過酷な独裁政治下で虐げられている人々への無関心」から出てくるネーミングだ。
アメリカが行う軍事外交政策は、いつも巨大な利益国益追求が9割を占め、おびただしい死者を出してきた。しかし反面では、1割の「理」が正当に評価されるべきで、その「理」は冷戦時代はもちろん世界の安全保障を守ってきた。一例をあげれば、冷戦時代、アメリカの働きがなければ、ヨーロッパやアジアは共産化されていたとよく言われる。
その冷戦期に、ウォルフォウィッツなどのネオコンが軍産複合体のために、「危機を誇張
することによってアメリカの外交政策を強硬的な方向に動かし続けて」いたことを、田中宇さんは問題視しているが、アメリカの過剰な活動は結局、SDIでソ連を敗北へ追い込んでしまい、私達はその恩恵を受けてきた。石油人脈、軍産複合体(ネオコンなどの政策グループも含む)などが黒幕としてホワイトハウスを動かしているのは、昔からのアメリカの政治の既成常識だ。
http://tanakanews.com/d1214neocon.htm
100%の国際正義をどこかの国に求める者は、近頃辞任した日本社会党の書記長と同じクラスで、単なる観念的理想主義者だ。日本の三大新聞社などがよく社説で書いている「よい子の国際政治」は現実の国際政治とは乖離したものだ。100%の国際正義など存在しない。
>アメリカの保護下にある日本は、大の大人になってもまだ、「外の世界の誰それと付き合ってもいいでしょうか?」と、母親に聞かなくてはいけないと思っている人のようだ。
>北朝鮮問題に関連した現在の状況を見ると、日本のこの姿勢は「引きこもり」状態さえ想起させる。
>このように外交的に引きこもっていられるのは、アメリカというママが何もかも面倒を見てくれ、外の世界から守ってくれるはずだと思っているからだ。
こんなことを外国人からわざわざ言われるのも恥ずかしい話だが、私には日本が過保護の「引きこもり」の子供ではなく、1945年の終戦以降、憲法9条により去勢された宦官に見える。
(「宦官」: http://www.toride.com/~fengchu/intro1.html )