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03.12.20 朝日新聞のローカルニュースなので、全文引用します。
以下引用
都城・上長飯小
井ノ上さんの後輩に生前の様子を伝える
ジャーナリスト講演
イラクで殺害された井ノ上正盛書記官(30)の母校の都城市立上長飯小で19日、イラク戦争の開戦前に人間の盾として現地入りしたジャーナリスト安田純平さん(29)らが体験を語った。6年生120人を前に、現地の悲惨な写真や、生前の井ノ上さんのようすも後輩に伝えた。井ノ上さんは「もうすぐ開戦でしょうが、おかしい戦争です。私も若ければ人間の盾をしたかもしれません」と話したという。在イラク大使館の撤収直前の3月7日、日本人の人間の盾がいたバグダッド・パレスチナホテルに、出国の説得に来た時のこと。1人はスーツ姿だったが、井ノ上さんはTシャツ姿。初めは同じ「盾」だと思い声をかけると、ポツリとつぶやいたという。井ノ上さんとは約20分話した。「旅先で遭った人という雰囲気。ほかの外交官と違って本当にわれわれを気遣っていた」と安田さん。別れの言葉は「開戦が近づいているので気をつけて」だった。また、開戦前の平和な暮らしが戦争で壊されていく様子を写真で紹介。参加した有川奈那さんは「実際に亡くなっている人を見て、ああいう所に行ったらどうなるかと怖かった」と話した。
以上
佐藤雅彦氏の2003 年 12 月 05 日投稿のAFP記事【日本人外交官2名がイラク援助会合に向かう途中、停車しているときに殺された】」によると、奥氏、井ノ上氏が出席するはずだった復興支援会議について次のように書かれており、復興支援会議の方では両氏の出席は予定されていなかったかのようです。
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/1394.html
以下引用
Japan said the two were heading to an aid meeting in Tikrit, but US military officials would not say whether the two had planned to attend the gathering at the 4th ID base.
【日本側の説明では、2人の外交官はティクリットで開かれる会合に向かっているところだった。だが米軍当局者たちは、2人の日本人外交官が第4歩兵師団本部で開かれた会合に参加する予定だったかどうか、語ろうとしない。】
(中略)
In his opening remarks at the aid conference, 4th ID commander Major-General Raymond Odierno made no mention of the violent incident.
【問題の援助会合は、第4歩兵師団司令官のレイモンド・オディアーノ少将の開会挨拶で始まったが、この暴力事件については一切言及がなかった。】