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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031221-00000004-mai-int
【バグダッド福島良典】サウジアラビアに次ぐ世界2位の原油埋蔵量を誇る産油国イラクの首都バグダッドでガソリン不足が起きている。ガソリン・スタンドに行列する市民の一部は「暮らしが良くならないのは米国が元凶」との不満を募らせている。
バグダッド西部イタフィア地区のスタンド前の道路には連日、車が列を作っている。ガソリン切れの車を押すタクシー運転手のマヘル・シャケル・マハムードさん(38)によると、「ガソリン不足は今月初めごろから」。「先日、車を盗まれたばかりだ。戦争から8カ月経っても再建は進まないし、治安も回復していない」とこぼす。
イラク当局によると、ガソリン不足は反米武装勢力によるイラク北部のパイプラインに対する爆破テロ攻撃の影響が大きいという。また、頻発する停電のためにガソリンで動く自家発電機を使う時間が伸びたのと、外国からの密輸車流入でガソリン需要が増えている事情もある。
だが、元イラク軍兵士のムハマド・イブラヒムさん(47)は「当局の産油計画のまずさが原因。海外暮らしの亡命者をイラク統治評議会メンバーや閣僚に据えた米国が元凶だ」と指摘する。
ガソリン・スタンドに取材を申し込むと、「イラク石油省から『無断で記者の取材に応じるな』との通達が来ている」という。理由を尋ねると、スタンド所長は匿名で「このガソリン不足危機を知り渡らせたくないからだろう」と解説した。(毎日新聞)
[12月20日17時42分更新]