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●○○今週の一言○○●
フセイン大統領拘束で、さらに気合いが入ったイラク抵抗運動
(平成15年12月19日)
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【以下、バグダッドより届いたメッセージ】
アメリカの占領を望む一部の輩の心情は
我々は、イラクが1990年〜2003年の13年にわたり経済制裁下にあったことを知っています。それは、8年にわたるイランとの戦争と、それに続く湾岸戦争のあとのことでした。制裁は人々を飢えさせ、病気にしました。国連の発表によれば、150万人が死亡しました。これはアメリカの犯罪です。そのせいで、大部分のイラク人が困難な状況にいたのです。だから、イラク人は今回の戦争によって、問題の状況(戦争状態や制裁など)から救われると考えていました。サダム・フセイン大統領の手によって、こうした状況から救われるとは思っておりませんでした。彼らはアメリカの自由、アメリカの幸福について聞いていたのです。
しかし、最後にはイラク人たちは、アメリカが戦争について嘘をついたときと同じように、嘘つきであると分かった。もしそうなら、全てのイラク人が現在では、どうやって占領から解放されるかを考えています。そしてイラク人自身が自国を治めるのだと考えています。
であるから、イラク人がアメリカと歩むことは決してありえない。アメリカと歩む限り彼らは、すべての政策実行において、イラク人たちの団結を引き裂くために、一生懸命働かされることになろう。
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日本について
イラク人は日本人を好いています。なぜなら日本人は深く根ざした歴史を持ち、そして彼ら自身の国を愛しているからです。そして強い敵と戦う、行動的な人たちだ。イラク人は「サムライ」をよく知っています。しかし、現在すべての人々が、「なぜ日本はアメリカを助けるのかと言っています」。
アメリカの家族すら、米軍にいる息子がイラクから家に戻ってくるよう求めているといるのです。それなのに、日本政府はなぜ、息子たちを家からイラクに送ることを要求するのでしょうか。あなたたちはニュースを見ているのですか?
そう、おそらく、報道ではイラク南部での実態は伝えられていないのでしょう。しかし、イラク北部、中部、南部において、情勢はどこもほぼ同じです。抵抗運動側は、アメリカと一緒に来る全ての外国人を殺すと言っており、彼らは言った通りにするでしょう。
私は、2人の日本人が死んだことについて、とても残念だと思います。しかし、日本政府はこの状況をよく良く知っているはずです。また、全ての人々が、イラク人が国連の原理原則の一つ―いかなる国の、いかなる国民も、外国軍に占領されたら、彼らの権利のために、占領から解放されるために闘わなければならない、と言っているのを知っています。
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サマワシティーについて
サマワは歴史的な街です。人々は気難しく、決して扱いやすくはありません。彼らは口でハローと言ってはいても、占領に対して、心中穏やかではないんです。1920年に、英国の占領への最初の革命(抵抗運動)が勃発したのが、このサマワの街であったことをご存知ですか? また、彼らはどのように闘っかご存知ですか? 彼らは剣と棒切れと石で戦ったのです。一方でイギリス軍は、戦車と迫撃砲と自動小銃(機関銃)で応戦しました。しかし、サマワの人たちは止めずに戦いを続けました。剣と棒と石を使って、「the mortar better or my stick」 と叫びながら闘いました。
この出来事は、今日まで全てのイラク人にとって祭りとなっています。ですから、サマワの人たちは気難しく、決して御しやすくはありません(一筋縄ではいかない人たちです)。それなのに、なぜ日本はイラクに部隊を送るのでしょうか。それは、我が国の再興には重要なことなのかもしれませんが、それがは占領下やこのような悪い状況の下で行なわれるべきではありません。
全てのイラク人たちはいま、こう叫んでいます。
「占領を終わらせろ。外国の軍隊は出て行け。彼らはイラクを愛していない。彼らは我々の富を持ち出す。我々の国は我々自身で治めたい。これ以上、我が国を占領する部隊が来ることは歓迎しない。なぜなら、彼らは我々の悲劇(惨事)を増やすだけだからだ」
現状は二ヶ月前よりもはるかに悪くなっており、明日にはもっと悪くなっていくでしょう。
最後に私は日本人に訪ねたい。「あなた方は、自国が多くの外国軍隊に占領された状態を好みますか? 彼らに、あなた方の多くの財産を持っていかれたり、あなたの息子が殺され、家を破壊されることを好みますか?」と。
答えがノーであるなら、なぜあなた方は我々の国に部隊を送るのですか? それは単に、彼らがアメリカを守りたいからでしょう。
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フセイン大統領の拘束劇について
(1)イラク国内で報じられているニュースによると、米兵たちはフセイン大統領の居場所をピンポイントで爆撃し、それは特殊なガス弾でした。そして、大統領は、アメリカがいうように穴の中にいたのではなく、近接した家の中にいました。米兵たちはフセイン大統領のかばんから、バクダッドで抵抗運動を行なっていたリーダーからの、その活動についての報告書を発見しました。ここに至るまで、次のようなことが米兵たちの役に立ちました。
(a)彼らはフセイン氏の親類を逮捕し、彼らから情報を引き出した。
(b)フセイン氏の逮捕の2時間前に、親類の一人が情報を提供した。
(2)反フセイン派のグループは喜び、フセイン支持派の人々は悲しんでいます。他の人々は、ひどく驚いており、ただただこのように言うばかりです。曰く、「我々は怒っている。なぜならこれは我々への侮辱だからだ。フセイン大統領はイラクの大統領であり、我々は、外国の軍隊が大統領を侮辱することを快くは思わない。我々が彼を好むと好まざるに関わらず、彼は我々の大統領だ。彼は正直で、勇敢で、ナショナリストである。彼は外国に行かずに、占領に反対したのです」。
(3)大統領の写真を見て、あなたが「大統領は覚醒していない」と思うかもしれません。たくさんの人々がそう言っています。しかし、それならなぜ、米軍は我々にフセイン大統領の止まったところを見せないのでしょうか? なぜ、彼の足を見せないのでしょうか? もし大統領が穴の中にいたとしたら、なぜ彼の服はとてもきれいだったのでしょうか?
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テレビで放映されたフセイン大統領の映像や髪型などのスタイルは、すべてアメリカが手を加えたものです。全てのアラブ諸国の人々は怒ってます。なぜなら、彼らの大部分はフセイン大統領を愛しており、彼らはフセイン大統領を、占領体制やイスラエル、そして全てのアメリカの政策に対する、アラブ人の抵抗の象徴であると信じていたからです。
また、彼らは米軍によるアラブ国家の一大統領に対する侮辱に、とても怒っています。また、国際法に従えば、フセイン大統領は今でも大統領なのです。これを、ただの裏切り行為として許せる人は誰もいません。
アメリカの指名手配リストの中でも、次の勇気ある者はまだ拘束されていません。副大統領、大統領の警備責任者、特殊部隊の責任者、諜報責任者、大統領警備隊の責任者、大統領の護衛、大統領の兄弟サバウィー、ディアラ、キルクーク、バスラ、ディワニヤ、アンバル、カルバラのバース党の責任者などです。
イラクの人々は、「我々は、今後も闘争を続ける」と言っています。そして、イラクには1000人のサダムがおり、抵抗運動は以前より強化されるでしょう。そして、占領軍に反対する抵抗運動側の結束は強まるでしょう。なぜなら、占領への抵抗運動は、サダム大統領の名の下でのみならず、イラク人の名の下に行なわれると信じている人々や党が存在するからです。彼らは、「今日から抵抗運動は統一しはじめた」と言っています。
バース党のメンバーはおよそ50万人おり、彼らがほとんどのメンバーを失ったとしても、失う以前よりも多い数のメンバーを得るでしょう。つまり、バース党は今なお最大の政党であり、地下水脈でネットワークが作られ、反占領のレジスタンスに拡大しているということです。だからこそ、アメリカと米軍は、毎日、バース党のリーダーたちを殺すのです。そして、このニュースは、アメリカのニュースではあなたは知ることが出来ないでしょう。だから、何も心配しないで下さい。
木村 三浩(一水会代表)オフィシャルホームページ
http://kimurasanko.fc2web.com/hitokoto/20031219.html