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言葉だけは立派ですが、小泉さん、欺いていませんか?
「今、この地球環境の上には、命の危険にさらされている子どもたちがいます。
食料のない子供たち、医療品のない子供たち、
そして環境の破壊や汚染に苦しんでいる子供たち、
それでもみんな一生懸命に生きようとしています。
そうした子供たちを一人でも減らしたいと願う若い人々の真剣な声を結集して
各国の首脳に伝え、美しい地球を守っていこうとする活動が着実に進んでいくことは、
大変にすばらしいものだと思います。
この子供たちの純粋な声が人々の心を動かすようになった時、
きっと地球は変わると思います。
人々の暮らしや経済が発展するから、環境が犠牲になってもいい、
という時代は終わりました。
私は環境と経済が両立する平和で美しい地球を次の世代に遺すために、
さらに努力しますから、どうか皆さんも一緒に頑張ってください。」
これは、地球環境問題を解決しようと活動している「太陽の会」という団体発行の
ジュニア地球共和国ニューズレター「太陽はともだち」に掲載されているものですが、
この作者がだれなのか、お分かりでしょうか?
これは、なんと、あの小泉首相の言葉なのです!
一瞬、開いた口がふさがらりません。
なぜこんなきれいごとを並べ立て、純粋に活動する子どもたちを欺くのでしょうか?
小泉さん! あなたは、「命の危険にさらされている子どもたち」
「医療品のない子供たち」「環境の破壊や汚染に苦しんでいる子どもたち」を、
また「それでもみんな一生懸命に生きようとしている」イラクの子どもたちを、
米のブッシュ・ネオコン政権に追従することで
デイジー・カッター爆弾やクラスター爆弾そして恐るべき核兵器劣化ウラン弾などで攻撃、
そのいのちを、その未来を殺したのではないのですか?
そして
「そうした子供たちを一人でも減らしたいと願う若い人々の真剣な声を結集して
各国の首脳に伝え、美しい地球を守っていこうとする活動」を目指す
「地球環境ジュニア国際会議」に集まった日・中・韓と各国の小・中学生たちの
純粋なこころを裏切りつづけているのではないですか?
戦争ほど子どもや民衆が犠牲になるものはありません。
戦争ほど地球の環境を破壊するものはありません。
なのに、小泉さんは、ぬけぬけと言っているのです。
「人々の暮らしや経済が発展するから、
環境が犠牲になってもいいという時代は終わりました」と。
なんという矛盾でしょうか?
戦争中毒にかかったアメリカを支援して、
いったいどれほどの恩恵がイラク市民にあったというのでしょうか?
戦争産業で大きく経済を盛りかえそうとするアメリカの戦略に
まんまと乗ってしまった歴史の汚点、
そして新たなる「ITホロコースト」の汚点をだれが消せるのでしょうか?
マスコミでよく誤爆という言葉でかたづけられてしまう子どもや民衆への攻撃は、
もはや大量虐殺という表現の方が適格ではないでしょうか?
まさに大量破壊兵器による「ホロコースト」でなくて何なのでしょうか?
こうした裏表のある大人の言葉に、政治的意図とは無縁のこの子どもたちがいつか
・・・いえ今も不信を抱いていることでしょう。
最後に小泉さんは、こう語りかけましたね!!
「私は環境と経済が両立する平和で美しい地球を次の世代に遺すために、
さらに努力しますから、どうか皆さんも一緒に頑張ってください。」と。
美しい地球を遺すために、一緒に頑張ろうと表明しているのです。
しかし、小泉さんと一緒だと、地球はもっと破壊されてしまうのでしょうね。
何せ、北朝鮮がミサイル攻撃をしてくるという脅威の、
しかし不透明なプロットのおかげで、自衛隊は近い将来、軍隊になるのでしょうし、
徴兵制はもう現実的になっています(これも、山本七平の「空気」です)...
小泉政権は、いっそう硬直し続けていくことでしょう。
おそらく外交の比率が極端に小さくなっていくような気がします。
ですから、教育は、これから硬直したものになっていく可能性が大きい。
国の命令があれば、いつでも戦争にかり出されていくことになってしまいます。
良心的徴兵拒否も、この国の人権意識からしてあまり期待できそうにない。
こうした空気に支配されていくと、地球の環境や平和よりも
軍事力を背景にした経済の世界侵略の時代に向かうのは必然となるわけです。
もう抜け道がなくなっていくのです。
あくまでも武力の強いものが得をしていく。
(いまも、変わりませんけれども、それがもっとはっきりとしたものになっていくのでは?)
「人々の暮らしや経済が発展するから、
環境が犠牲になってもいいという時代は終わりました」
小泉さん! この言葉に大うそはないでしょうか?
アメリカと同じように、「すばらしい」大義名分をつくり、
戦地に自衛隊を派遣、泥沼化に拍車をかけようとしているいま、
さらに人、生物を含めて環境の破壊が続いていくに違いありません。
そうならないことを切に祈ります。