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米に装甲車警備要請
イラク・バグダッド日本大使館
イラクでの日本人外交官殺害事件を受け、外務省が在バグダッド日本大使館の安全確保のため、米国に大使館周辺に装甲車を配置するなど、重装備の米兵による警備強化を非公式に打診していたことが十三日、分かった。政府筋が明らかにした。しかし米側は「大使館は自国で警備してほしい」と難色を示している。自衛隊の派遣決定で日本を狙ったテロの可能性増大が懸念される中、現地での警備態勢整備が問われそうだ。
大使館の警備は主に地元の警備会社が行っているが、外務省は外交官殺害事件後、警備態勢の見直しに着手。館員用の防弾車を増やすほか、現地の民間警備員の増員、移動の際に武装した護衛車を付ける検討も始めた。
外務省は「バグダッドのほとんどの大使館が自国の軍や特殊警察に警備してもらっている」(川口順子外相)ことから、自衛隊が警備活動できるよう自衛隊法などの改正を提起したが、政府、与党内には海外での武力行使につながるとして慎重論が強い。
こうした事情もあって、外務省はこれまで「パトロール程度」(外務省筋)だった米軍に装甲車を配置するなどの警備強化を要請した。だが、日本政府関係者によれば、米国側は「自助努力が原則」という従来の考えを伝えてきた。政府内からは「どうしても米軍の警備が必要だということになれば、外相レベルでお願いするしかない」との声も出ている。
ただ、米軍が表立ったかたちで警備を行えば「米国と一体化しているとみられ、かえってテロの標的になる」(政府筋)と指摘する声もある。
http://www.chunichi.co.jp/00/kok/20031214/mng_____kok_____001.shtml