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自衛隊イラク派遣 一体どれだけの血税が砂漠の水と消えるのか (ゲンダイネット)
自衛隊のイラク派遣が強行されようとしているが、言うまでもなく、その費用はすべて血税から支払われる。一体いくらかかるのか――。
まずは人件費。イラクに行く陸海空の自衛隊員には「派遣手当」が支払われ、その額は1人1日3万円。この手当だけで1カ月約90万円で、600人規模で派遣される陸上自衛隊の分だけで月に5億4000万円だ。さらに、隊員が1日でも艦艇に乗れば月給の3割の「乗組手当」が出るし、パイロットが1回でも操縦すれば月給の6割の「航空手当」が出る。
朝昼晩のメシ代も半端じゃない。軍事ジャーナリストの世良光弘氏がこう言う。
「隊員の食事はすべて日本食。材料もわざわざ日本からクウェート、バグダッドを経由して駐留地のサマワまで運ぶため、輸送コストがかさむ。日本なら1000円の食事がイラクでは10倍にハネ上がり、隊員1人あたりの食費は1日3万円程度かかる。1日2〜3回もバグダッドからサマワまで約400キロを陸路で運ぶため、格好のテロの標的になってしまいます」
陸自隊員の装備にもカネがかかっている。
「隊員が携帯する小銃は世界一高くて27万円。防弾フェースや防弾チョッキ、防護マスクなど上から下までフル装備で固めれば1人100万円は下りません。迷彩服には赤外線感知器に反応しない樹脂が使われ1着3万円しますが、1度洗濯すると効果が消えるため、何度も買い足さないといけません」(世良氏)
陸自が初めて海外で携帯すると話題の「84ミリ無反動砲」は1門220万円。C130輸送機は日本とイラクを1往復するだけで燃料費が1500万円以上かかる。戦死者が出れば1人につき1億円の“弔慰金”が支払われる。政府が予備費から出す派遣費用の約350億円など砂漠に水だ。
小泉首相は今後4年間で総額50億ドル(約5500億円)の復興支援費の拠出を決めたが、「派遣が2〜3年も続けば、間違いなく復興支援費を超えるカネが戦地に消える」(世良氏)という。
最初の2〜3年で軽く1兆円の血税が消えていくのだ。
【2003年12月11日掲載記事】
[ 2003年12月14日14時45分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story.html?q=14gendainet0511237&cat=30