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さっきのサンデープロジェクトで、
イラク取材から帰ってきたばかりの青山さんが、
バクダッドはじめ、イラク各地の状況を報告していました。
それによれば、
米軍はバクダッドを「占領」すらしていない。
のだそうです。
これは彼をガードしてくれた米軍兵士から聞いた話らしく、
とにかく米軍としては兵士の数が足りず、テロに対抗することなど不可能とか。
だとしたら「占領統治」などできるはずもなく、
米軍がいまやっていることは、ゲリラとの「戦争」です。
これはバクダッドだけに限らず、
基本的にイラク全土での実態というべきでしょう。
サマワが「安全」というのは、単にゲリラが「軽視」しているからのこと。
しかし、日本の自衛隊がそこに入ったとき、
そして、サマワの自衛隊が重要な戦闘対象とされたとき、
サマワがあっというまに「戦闘地域」にもなりかねません。
青山さんにバクダッド事情を語ってくれた米軍兵士の話は、非常に重要です。
そこから分かってきたことは、
まず、米軍の兵士の数が不足しているという事実。
次に、テロ(ゲリラ戦)に対抗策がないと認めている事実。
そして何よりも重要なのは、「戦争はまだ終わってない」という事実です。
米軍はまもなくイラク駐留軍の入れ替え時期を迎え、
そのためにも日本の自衛隊が必要だと言われています。
しかし、P.アーネットさんは「週刊現代」の「現地特別レポート」のなかで、
非常に重要なことをメッセージしています。
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「現地特別レポート」から一部抜粋
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=248
私の長年の戦争取材の経験から見ると、
イラク戦争はこれからが本番です。
残忍な戦いがこれからも続き、
ベトナム戦争以上の泥沼化が進むに違いない。
これは私の確信です。
ベトナム戦争のとき、
当初は補給部隊として派遣された韓国軍が、
次第に戦争の中心部隊となり、
ベトコン殺しのプロフェッショナルとして知られるようになった。
そしてその結果として、
米兵同様に様々な方法で惨殺された韓国軍兵士を、
私は数多く見てきました。
小泉首相はブッシュ大統領のご機嫌取りのために、
中途半端な計画と覚悟しか持ち合わせない無邪気な自衛隊を
派遣すべきではありません。
ベトナム戦争のときの韓国軍の二の舞は、
絶対に避けるべきです。
そもそもこの戦争には大義がなく、
スタート時点から間違っていました。
その間違った戦争に自衛隊を送り、
数十人、数百人、場合によっては全滅するほどの
悲惨な事態が起こるリスクは冒すべきではありません。
ブッシュ・小泉の個人的な友情を優先して、
国益を見失うようなことがあってはいけない。
ブッシュ大統領を喜ばせるために、
自衛隊員を地獄に送るのは愚の骨頂です。